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映画『ハリー・ポッター』シリーズで主人公の従兄弟ダドリー・ダーズリーを演じた俳優のハリー・メリングが、原作者のJ.K.ローリング氏の炎上騒動で自身の立ち位置を明確にした。(フロントロウ編集部)

ダドリー役俳優が『ハリポタ』作者の炎上騒動にコメント

 映画『ハリー・ポッター』シリーズで、主人公の従兄弟でいじめっ子のダドリー・ダーズリーを演じた俳優のハリー・メリングが、原作者のJ.K.ローリング氏の炎上騒動について英The Independentのインタビューで語った。

画像: ダドリーを演じたハリー・メリング。シリーズ終了後、激変っぷりが話題になったことも。

ダドリーを演じたハリー・メリング。シリーズ終了後、激変っぷりが話題になったことも。

 2020年にトランスフォビア(※)的と受け取れる発言をツイッターに投稿して大炎上したローリング氏は、その後も2万字にもおよぶエッセイやSNSを通じて主張を続け、トランスジェンダーの人々に対して誤解を招くような持論を後押しするなどして各方面から批判を受けている。
※トランスジェンダー/トランセクシュアルに対するネガティブな感情・思想・行動。

 ローリング氏の考えについて意見を求められたハリーは、「これは個人的な意見ですが、私が感じたことはとてもシンプルで、トランスジェンダー女性は女性であり、トランスジェンダー男性は男性であるということです。すべての人に、自分を選び、自分らしさを大切にする権利があります」と言うと、続けて「私は、『あれは正しい』『これは間違っている』と指をさすような議論に加わりたくありません。なぜなら、私はその代弁者として適切であるとは思わないからです。でも、誰にでも選択する権利があると信じています」と述べた。

 なお、ローリング氏の発言をめぐって、これまでにハリー・ポッター役のダニエル・ラドクリフやハーマイオニー役のエマ・ワトソン、ロン役のルパート・グリントもそれぞれコメントを発表しているが、ハリーと同じく“トランスジェンダーの女性は女性である”として、ローリング氏の主張には賛同できないとしている。

 一方、ヴォルデモート役のレイフ・ファインズやベラトリックス役のヘレナ・ボナム・カーターは、ローリング氏に対する行き過ぎた批判を非難すると同時に、誰にでも自分の意見を述べる権利があるとして擁護する姿勢を見せている。(フロントロウ編集部)

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