アン・ハサウェイが、16歳のときに記者から不適切な質問をされたときのことを振り返った。(フロントロウ編集部)

当時16歳のアン・ハサウェイに記者は何を聞いた?

 映画『プリティ・プリンセス』や『プラダを着た悪魔』などの出演作で知られる俳優のアン・ハサウェイが、映画『Eileen(原題)』のプレミア上映後に行なわれたQ&Aで、16歳のときに記者から不適切な質問をされたことを明かした。

 「俳優の仕事を始めて間もない頃です。(俳優業に)PR活動はつきものですが、最初に聞かれた質問のひとつが『君は良い子?それとも悪い子?(Are you a good girl or a bad girl?)』だったことを思い出します。当時、私は16歳でした。そして、16歳の自分にこの映画で応えたいと思ったのです」

画像: 当時16歳のアン・ハサウェイに記者は何を聞いた?

 続けて、「脚本を読んでいるときは、そんなことはまったく考えていなかったのですが、私はどこかでこの瞬間を望んでいたんだと思います」と語った。

 16歳というと、ちょうどコメディドラマ『Get Real(原題)』に出演していた頃。アンは問題の質問をした記者や媒体の名前を明かさなかったが、彼女が経験したことは、ハリウッドで未成年の俳優が受けてきた女性差別の一例であり、ナタリー・ポートマンスカーレット・ヨハンソンも、10代の頃に不適切な質問や発言を受けたり、性的な視線を向けられたりしたことを明かしている。

 ちなみに、『Eileen』は、オテッサ・モシュフェグの小説『アイリーンはもういない』を原作とした映画で、刑務所で働く主人公のアイリーン(トーマシン・マッケンジー)が、アン演じるカウンセラーのレベッカと出会ったことで想像もしなかった犯罪に巻き込まれるという話。プロデューサーのアンソニー・ブレグマンは、「これは、女性が自由になるための映画です。歴史、場所、社会階級、生い立ち、想像力の制約から抜け出せないアイリーンに、レベッカは逸脱した出口を提供するのです」と米Deadlineに説明している。(フロントロウ編集部)

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