『glee/グリー』の撮影現場で黒人俳優たちに酷い態度を取っていたことを告発されたリア・ミシェルが、その後、個人的にキャストたちに連絡を取っていたことを明かした。リアに対しては、難癖をつけるネガティブキャンペーンのようなことも起こっている。(フロントロウ編集部)

リア・ミシェル、イジメを告発された後に共演者に連絡

 『glee/グリー』の主演として圧倒的存在感を放っていたリア・ミシェルだが、2020年に、黒人の人権運動ブラック・ライヴズ・マター(BLM)を支持するツイートをしたところ、ドラマの共演者で黒人のサマンサ・ウェアがリアから受けた人種差別を告発

 サマンサはリアから「ウィッグに『糞をしてやりたい』」と言い回られ、それがトラウマとなったことを明かした。また、ドラマの裏側を追ったドキュメンタリー『The Price of Glee(原題)』において、黒人俳優のダビエ・スネルもリアから酷い態度を取られたことを振り返っている。

 サマンサがリアの態度を告発した後、リアは謝罪のメッセージを発表したのだが、言い訳と受け取れる文章も多かったため、読んだ人からは白けた反応が多かった。そんなイジメの過去について、リアがふたたび米Interview magazineで語った。

画像: リア・ミシェル、イジメを告発された後に共演者に連絡

 「この2年間はみんなにとって、一旦引き、じっくりと考えるためにとても重要だったと思います。私は、個人的に多くの人に連絡をしました。でも1番大事なのは、みんなが一歩引いて考えたことです。何よりも、この10数年で学んだことをポジティブな形で活かす機会を得られたことに感謝しています。

 (リアの主演ミュージカル)『Funny Girl』に出演するにあたり、『舞台の外でのリーダーとしての役割を、舞台上のリーダーとしての役割と同じくらい大切にできないのなら、このショーをやるべきではない』と自分に言い聞かせました。なぜなら、私にとっていつもそれは難しいことだったからです。だから今、36歳の妻として、母としてこの機会を得られたこと、それは大きなプレッシャーと責任を伴うものですが、私にとてもとても大きな成果でした」

 「結局のところ、重要なのは自分がどう人を感じさせるか。そして、自分の感情はわきに置いておかなければならない。舞台裏で交わした何人かの人々との会話は、私にとって信じられないほどの癒しとなり、とても目から鱗が落ちるようなものでした。私は本当に長い間これをやってきて、自分が過去に経験したことのせいだと言うつもりはないです。しかし、それらの経験を無視したり、否定したりすることもできません。それらは私の人生というパッチワークの一部なのです」

 イジメを受けた側からすれば、リアが“みんなが一歩引いて考えることが重要”だったと話すことや、“学んだことをポジティブに活かす”と話すことは、彼女個人の責任に対処していないように聞こえるが、彼女の考えはそうなのだろう。

 ちなみに、メルセデスを演じたアンバー・ライリーはリアから連絡をもらったことを明かしている。アンバーはその内容については触れず、社会で多くのマイノリティが殺されていることのほうがリアの騒動よりも問題だとしたうえで、「彼女の妊娠・出産体験が最高のものになることを祈ってる。それと、彼女が(一連の騒動を機に)成長することも願ってる」とコメントした

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