マクドナルドのAIドライブスルーに大苦戦する人が続出
アメリカのマクドナルドはドライブスルーの自動化を進めており、2019年から一部店舗でAI搭載の音声ボットを使ったドライブスルーを試験的に導入している。何の問題もなくスムーズに注文できる人もたくさんいる一方で、こちらが言ったことを正しく理解してくれないなどのトラブルも多く、注文に大苦戦する人が続出している。
TikTokにアップされているいくつかの失敗談をご紹介しよう。あるTikTokユーザー(@themaddivlog )は、AIドライブスルーでアイスクリームを注文したが、注文内容を確認するための画面に表示されたのは、アイスクリームではなく「バター2個とケチャップ4個」だった。
また、別のTikTokユーザー(@typical_redhead_)は、チキンマックナゲットのセットを頼もうとして数を間違えられてしまったようで、画面には「255.52ドル(約3万4,000円)」という超高額な料金が表示されていた。女性と友人は怒るでも呆れるでもなく大爆笑。
さらに、あるTikTokユーザー(@That_usa_guy_)はマウンテンデューを注文したが、勝手にコカ・コーラに置き換えられてしまった。マクドナルドのドリンクメニューにマウンテンデューはないので、しょうがない面もあるが、男性が間違いを訂正しようとすると、音声ボットが彼の要求を無視したため、最初からやり直すはめに。しかも、お手上げとなったのか、最終的に音声ボットから人間の従業員に引き継がれた。
ちなみに、米Insiderによると、アメリカでは人手不足を補うために、自動化やロボットによるオペレーションを導入するレストランチェーンが増えているそうで、マクドナルドだけでなく、タコベルやポパイズ、パネラブレッドもAIドライブスルーをテストしている。また、チポレ(またはチポトレ)は電話注文に音声ボットを使っており、カリフォルニア州限定でフライ調理ロボットの試験運用を行なっている。(フロントロウ編集部)