キューバ出身のアーティストであるマベル ポブレットの国内初の展覧会が東京、銀座のシャネル・ネクサス・ホールで2023年3月1日よりスタート。4月2日まで開催される。(フロントロウ編集部)

マベルポブレットによる国内初個展「WHERE OCEANS MEET」

 マベルポブレットは、写真、ミクストメディア、ビデオアート、キネティックアート、パフォーマンスアートといったさまざまな手法を取り入れて多彩な制作活動を行ない、キューバの現代アートシーンで活躍する若手アーティストの一人。

画像: マベル ポブレット ©CHANEL

マベル ポブレット ©CHANEL

 フィデルカストロ政権下のキューバで育った若い世代のアイデンティティや、世界とのつながりといった彼女自身の経験に基づいて創作活動を行ない、作品を通してキューバ社会と今日の世界を語ることで、観る者に自身の体験を共有し、さまざまな問いを投げかけている。

 そんなマベルポブレットの国内初の展覧会が、東京、銀座のシャネル・ネクサス・ホールで開催中。

画像: Photo courtesy of Alejandro Gonzales

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マベルポブレットの新作34点が展示

 国内初の個展「WHERE OCEANS MEET」は、マベルポブレットの大切なテーマである“海”を中心に、島国キューバに住むポブレットにとって身近な現象である“移民”、そして“旅”や”人間の儚さ”をさまざまな表現を通して体感できる展覧会。

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 “海”は、ともに島国であり、“海”と共存するキューバと日本の共通点を示すモチーフ。海を渡り国境を越える移民は、現代のキューバ社会において身近な現象で、マベルポブレットの作品でも重要な位置を占めている。時には救い、また時には災いをもたらす存在である海。その本質的な役割について良し悪しを判断することなく、観察し、語り、問いかけていく。

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 同展では、人間の儚さを考察し、ピラミッド型の折り紙で構成された〈My Autumn〉シリーズ、移民をテーマにした〈Homeland〉シリーズ、旅先で撮影した写真のイメージを断片化し、再構成した〈Travel Diary〉シリーズに加え、映像作品《SUBLIMATION》(〈Buoyancy〉シリーズ)といった、写真や映像、インスタレーションなど様々な手法で表現した新作34点が展示される。

【開催概要】
「WHERE OCEANS MEET」マベルポブレット展
会期:2023年3月1日(水)ー4月2日(日) 会期中無休・入場無料・予約不要
開館時間:11:00ー19:00 (最終入場18:30)
会場:シャネル・ネクサス・ホール
東京都中央区銀座3-5-3シャネル銀座ビルディング4F
主催:シャネル合同会社
シャネル・ネクサス・ホール事務局Tel:03-6386-3071
※本展は、KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2023に巡回します

(フロントロウ編集部)

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