マイケル・B・ジョーダンが初めて監督を務めた映画『クリード 過去の逆襲』には、いろいろなアニメへの愛が込められている。マイケルのアニメ愛が止まらない!(フロントロウ編集部)

マイケル・B・ジョーダンのアニメ愛が止まらない

 シルベスター・スタローンが主演を務めた映画『ロッキー』シリーズに登場したアポロ・クリードの息子アドニス(ドニー)を主人公にしたスピンオフシリーズの『クリード』は、現在アメリカで3作目となる『クリード 過去の逆襲』が公開中。

 ドニーと一緒に育ったダミアンが18年ぶりに彼の前に姿を現すことで物語は始まる。再会した2人は対立するが、じつはドニーには誰にも言えない過去があった。彼は自分自身と対峙し、過去を背負い、立ち上がる…。

 そして本作は、主演も務めるマイケル・B・ジョーダンの初監督作品。そのため、彼はボクシングの試合のシーンをどう映像として仕上げるかにかなりこだわったよう。これまでになかったような新鮮な映像を作るために彼がインスピレーションを得たのは、彼が愛してやまないアニメたち!

『クリード 過去の逆襲』にあるアニメ要素

 すでに映画を見たファンからは、『ドラゴンボール』や『はじめの一歩』と本作を比べるツイートも投稿されている。また、米Colliderは、ボクシングシーンだけでなく、ドニーとダミアンの関係性は、『NARUTO -ナルト-』におけるカカシとオビト、ナルトとサスケのようだと評価。フランスメディのインタビューでは、マイケルがナルトとサスケの物語・関係の影響があると話している。

 また、彼はキャラクターたちの心象表現もアニメに影響されていると認めており、英Total Filmのインタビューでは、「『はじめの一歩』といったボクシングのアニメで、リングに上がったキャラクターたちの内面で何が起こっているのかという物語が本当に好きなんです。それらの(リング上での)シーンで、ドニーとダミアン両方の心の旅を見られることは、僕にとって非常に重要でした」と語っている

 では、それ以外にどの作品が本作に影響を与えているのだろうか? マイケルは「オタクになりすぎないように言うと」としたうえで、矢継ぎ早に、「『はじめの一歩』『メガロボクス』『NARUTO -ナルト-』『僕のヒーローアカデミア』」のタイトルをあげた! また、もちろん『ドラゴンボール』の名前もつけ足し。

 さらに、マイケルがアニメ好きだと知ったスタッフが、別のアニメ作品をオマージュしたアイテムを用意したこともあったよう。劇中でドニーが履いているボクシングパンツ、色と素材感であの作品を思い出す人はいないだろうか? そう、これは『AKIRA』における金田の服装からインスピレーションを得ているのだ。

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