『Hawaii Five-0』でマックス・バーグマンを演じたマシ・オカが、シーズン7で降板。当時、ショーランナーが明かしていた理由とは?(フロントロウ編集部)

『Hawaii Five-0』マシ・オカの卒業理由

 2010年から2020年の10年にわたって続いたドラマ『Hawaii Five-0』。リゾート地のイメージが強いハワイを舞台に繰り広げられる犯罪ドラマは人気を博した。

 警察ものであり、登場人物が多かった本作からは人気キャラクターも多い。マシ・オカが演じた検視官のマックス・バーグマンもそのうちの1人。シーズン1から登場し、物語を盛り上げたマックスだったが、マシがシーズン7をもって卒業したことでファンは彼とお別れに。本作は実際にハワイで撮影されていたため、マシはそこに参加するのが大変であることが理由だと話していた。

 そして、ショーランナーのピーター・M・レンコフが当時話したところによると、彼は日本からハワイへ行くことも多かったよう。米EWで2017年にこう話している。

 「マシは本当にとても野心的です。彼は今映画を作っていますし、最近は日本で過ごす時間がかなり多いんです。彼はプロデューサーとしてより多くの作品を作りたがっているし、起業家精神に溢れています。この数年、彼に『良い時がきたら、ドラマから僕を追い出してくれ』と言われていたんですよ。彼は他の興味を追いかけたかったんですね。そういうことだったので、私は出来るかぎり長く彼を繋ぎ留めました」

画像: 『Hawaii Five-0』マシ・オカの卒業理由

 日本で過ごす時間が多く、その時間を守りたいということも卒業理由の1つだったよう。

マックスが死亡する展開の可能性もあった?

 ドラマから人気キャラクターがいなくなる時は、そのキャラクターが命を落とす展開をもって終わることもある。『Hawaii Five-0』は犯罪ドラマであるため、そうすることも可能ではあったが、ピーターはマックスを殺すことはまったく考えていなかったという。マックスが死ぬ終わり方も考えたかという質問に、ピーターはこう答えている。

 「ノー。ノー。ノー。(ドラマでの展開は)マシ自身の人生に起こっていることを反映しているかんじで、彼は他の興味を追求するために去ります。それに私は、キャラクターがいつかカムバックできる状態であるということも好きなんです。彼が去り、成長していくという以外は、彼が卒業する形として正しく感じるものではなかった。彼はいつも子どものような人で、ジェリーとも少し似ていますよね。なので私は、彼が成長し、巣立っていくというアイディアが好きです」

 事実、ピーターが可能性を残したことが功を奏し、マックスは最終章のシーズン10第5話でゲスト出演。ファンを喜ばせた。

(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.