ディズニープラスにて独占配信される『ピーター・パン&ウェンディ』でティンカー・ベルを演じるヤラ・シャヒディが、自身や実写版『リトル・マーメイド』アリエル役のハリー・ベイリーに寄せられる批判について語った。(フロントロウ編集部)

ヤラ・シャヒディが黒人俳優として寄せられる批判についてコメント

 今年、『ピーター・パン&ウェンディ』や『リトル・マーメイド』といった往年の名作アニメーションの実写版の公開や配信が控えているディズニー。上記の2作はキャスティング面での多様性でも注目を集めており、前者ではティンカー・ベル役にヤラ・シャヒディを、後者では主人公のアリエル役にハリー・ベイリーを起用。白人として描かれていたキャラクターを黒人俳優が演じることが話題になっている。

 ヤラ自身もハリーが演じるアリエルを観るのを楽しみにしているようで、先日、ヤラは米The Hollywood Reporterとのインタビューで「スクリーンでハリーを観るのを楽しみにしています」とコメント。「現実のこの世界でもしプリンセスがいるなら、まさにハリーだと思っています」と、ハリーこそがアリエル役に相応しいと期待する気持ちを語った。

 一方で、黒人俳優を起用するキャスティングをめぐっては一部の人たちから批判の声も寄せられてきたが、自分たちに寄せられている反応については「素敵なものです」とヤラ。「私たちが元々好きだった魔法を維持しながらも、たくさんの人たちが自分もこのおとぎ話の一部なんだって感じられるのですから」と続けて、黒人である自分たちが演じることで、黒人コミュニティの人たちがインクルージョンを感じられるということこそが大切だと語った。

 ヤラはさらに、次のようにも語っている。「多様性やインクルージョンというのは、物語の質を脅かすような危険物のように見なされがちです。でもそうではなくて、美しく織り込まれることでより多くの人たちに影響を与えるものを創り出し、私たちが愛する物語により多くの人たちを包括することができるのです」。

 作品に多様なキャストを起用することは、世の中のレプリゼンテーションを体現する上で大切なこと。一方で、多様性を反映させるということ以前に、キャストたちは実力でキャスティングされたという事実があり、ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャー・プロダクションのショーン・ベイリー社長は以前、6月9日に日本公開される映画『リトル・マーメイド』のアリエル役にハリーを起用した経緯について、「申し分のないほどに、彼女はアリエルだった」と語っている。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.