『リトル・マーメイド』でアリエルを演じるハリー・ベイリーは、人魚としてかなりの時間を水の中で過ごしたという。(フロントロウ編集部)

人魚姫を演じるために水の中で過ごしたハリー・ベイリー

 6月9日に公開されるディズニーによる実写映画『リトル・マーメイド』。グラミー賞ノミネート歌手であるハリー・ベイリーがアリエルを演じる本作は、イタリアの美しいサルデーニャ島や、イギリスのロンドンにあるセットなどで撮影された。

 海のプリンセスであるアリエルが主人公であるため、本作では海中でのシーンが多く、海の生き物たちが画面を彩る。ハリーも2021年に撮影が完了したことを報告した際に、海にいる姿の写真を投稿に選んでおり、海の世界に親しんだよう。

 だからこそ、撮影は人間にとっては過酷な環境だった時もあったよう。米Edition Modern Luxuryのインタビューで、「人生でこれまでしたことがないくらいまで自分を追い込みました。そしてアリエルからのメッセージというのは、それはいつでも自分の中にあると知ることというものだったように感じます」と、自分たちが元々持っている強さをもって努力したという思いを語ったハリーは、撮影のために水の中で過ごした時間についても告白。

 その時間なんと、1日13時間!

 それはロンドンに作られた水中セットでのことだそうで、もちろん合間には水の外での休憩時間も確保されたと思われるが、水の中で過ごし、さらに演技もしたというのは体力的にも、身体的にも、技術的にも大変なことだったはず。

 製作チームが情熱を注いで完成させた『リトル・マーメイド』は、予告編を見た子どもたちからすでに感激の反応が数多く届いている。ハリーは本作やアリエルについて、「私のバージョンの映画にとても期待しています。なぜなら、ただアリエルが男の子のために海を去るという視点を確実に変えたからです。この作品はそれよりももっと大きなものです。物語は彼女自身や彼女の目的、彼女の自由、彼女の人生、そして彼女が何を望むのかということについてです。女性として、私たちは素晴らしい。私たちは自立していて、現代的で、私たちはすべてです。そしてディズニーが、それらのテーマをアップデートしていることを嬉しく思います」と、長らく求められてきたアップデートされた物語だと話して自信をみせた。

(フロントロウ編集部)

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