ビッグマックの”親戚”、チキンビッグマックは英国発
マクドナルドが提供する、代表的なメニューのひとつであるビッグマック。その最大の特徴はビーフパティが2枚挟み込まれているところで、1967年に発売されて以来、50年以上もの間、全世界の食いしん坊たちの食欲を満たし続けてきた。
そんななか、カナダのマクドナルドが期間限定での発売を発表した「新たなビッグマック」が話題を集めている。大部分は本家ビッグマックと同じだが、決定的に違うのは、ビーフパティの代わりにチキンパティが挟まれているところ。その名も、チキンビッグマック。
鶏むね肉をパリッと軽い食感に仕上げたチキンパティ2枚に、レタスやチェダーチーズ、ピクルスが挟まっている。栄養成分表示を見てみると、エネルギーは610kcalで、本家のビッグマック(525kcal)を85kcal上回っている。揚げたチキンが二枚も使われているということで、脂質も32gと高め。
チキンビッグマックは2022年にイギリスで初登場し、わずか10日ほどで売り切れた大ヒット商品。ヒットを受けて、同年にアメリカでも一部店舗に導入されていたが、今回カナダで初展開されることとなった。
KFCもチキンビッグマックの上陸に反応! 一体何と言った?
カナダでの発売のきっかけとなったのが、カナダのマック好きが“裏メニュー”的に自分で異なる商品を組み合わせてチキンビッグマックを作っていることをマクドナルド側が知ったから!
「私たちは、カナダ人が長年にわたり、本物を手に入れることを熱望しながら、それぞれがクリエイティブな方法でチキンビッグマックを模造してきたことを知りました」とプレスリリースで語ったのは、マクドナルド・カナダのチーフ・マーケティング・オフィサーであるアリッサ・ブエティコファー。「このようなお客様の情熱に感謝し、模造の日々も終わり、ついにチキンビッグマックが登場しました。しかし、期間限定なので、今のうちに試してみてください」と付け加えた。
当然と言えるかもしれないが、カナダのマック好きはこの発表に大興奮。カナダでの期間限定販売は3月7日からのスタートだったが、発売前から現地メディアに大きく取り上げられ、発売後もフードブログなどにレビューが書かれるなど大きな話題に。その話題性の大きさには、あのKFC(ケンタッキー・フライド・チキン)も反応。チキンと聞いて思わず物申さずにはいられなかったのか、はたまた、チキンビッグマックの話題に乗っかりたかったのか、発売開始日に、チキンビッグマックと全く同じバーガーをKFCのチキンで作り、ツイッターで「どうぞ、直しておいたよ。#KFCでの方が良質」と言ってその写真をカナダのマクドナルドの公式アカウント宛てに送信した。
(フロントロウ編集部)