イギリスで、水に何かを足すことなく味を変えられるウォーターボトルが流行中。子どもたちの間でも大ヒットしているのだが、保護者からは流行を嘆く声も…。

水の味を変えられるボトル「air up(エア・アップ)」がトレンド中

画像: https://uk.air-up.com/
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 今イギリスで大流行しているのが、「エア・アップ(air up)」という商品。「世界初、香りを利用した味覚飲料システム」というスローガンを掲げるエア・アップは、水を入れるウォーターボトルなのだが、飲み口に「ポッド(pod)」というものを取り付けることで、ただの水をチェリーやコーラの味に変えることができるというもの。

 実際に水に味がつくわけではなく、香りによって脳に味がしているように誤認させるという仕組みなため、砂糖の摂りすぎを気にする必要がなく、ダイエット中の人にも人気となっている。

画像: uk.air-up.com
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 エア・アップの公式サイトを見る限り、ターゲットは大人のようだが、小学校高学年以上の子どもの間で大ヒットを遂げており、カラフルなボトルを持っていることが一種のステータスに。学校では、一袋3個入りのポッドの“取引”も流行しているそう。

「値段が高すぎる」と頭を抱える保護者も

 ただ、このエア・アップの流行は保護者泣かせでもある。

 基本カラーとなる「チャコール・グレー」のボトルの値段は、ポッド一袋付きで29.99ポンド(約5000円)。色とりどりのカラーボトルになると、各34.99ポンド(約5700円)。ポッドは味によって値段が違うが、安いものでも一袋3個入りで4.99ポンド(約820円)する。しかも消耗品のため、繰り返し購入する必要がある。子どもの“水筒”に5~6,000円かかるのは、「高すぎる」という声が多く聞かれている。

 イギリスの小学校で働く先生は、「私の教室に約300ポンド(約5万円)相当のエア・アップが…」というコメントとともに、子どもたちが学校に持ってきたエア・アップがずらりと教室の棚に並んでいる写真をツイッターに投稿。すると保護者たちから、「ある日突然、6年生の教室のすべての机に現れたやつ」「娘が欲しがったけど却下した」「意地悪な母親と思われようとも娘には持たせない」などといった反応が集まった。

 ちなみにエア・アップはオンラインで購入することができるが、現時点では公式サイトからは日本への配送は行なっていない。(フロントロウ編集部)

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