フードライターのティファニーが、18ヵ月の子どもにおやつとしてコオロギをあげていることを明かし、議論を巻き起こしている。(フロントロウ編集部)

コオロギ食はアリ?ナシ?

 コオロギにはタンパク質が豊富に含まれていることもあり、日本でも将来的な食糧不足を考慮して、今から推奨されている“コオロギ食”。コオロギパウダーを使った給食が学校で提供されたり、コオロギパンやおやつが誕生したりと、ここ数ヵ月、コオロギ食が話題になっている。

画像: コオロギ食はアリ?ナシ?

 それは海外も一緒で、今回カナダのフードライターであるティファニー・リーが、18ヵ月の子どものおやつとしてコオロギを与えたことが物議を醸している。

 ティファニーは最初にチートスのようなお菓子にコオロギパウダーが入った「クリケット・チーズ・パフ」を食べさせたとInsiderに明かした。子どもはすぐにそのお菓子を気に入り、喜んで食べていたという。その後、ティファニーは子どもにコオロギの素揚げを与えるも、こちらは1口食べて床に捨てられたそう。しかし、それでもめげずにティファニーはコオロギをパンケーキに忍ばせたり、コオロギパウダーをマックアンドチーズの上にふりかけたりして子どもにコオロギを食べさせていたようで、こちらは好んで食べてくれたよう。

画像: 写真はイメージです。

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 なぜここまでしてティファニーが子どもにコオロギを食べさせているのかというと、食費を節約したかったから。子どもが誕生してから、一家の食費は週に約3万円(250ドル)~約4万円(300ドル)に増たそう。少しでも食費を節約するために、牛肉や鶏肉といった、よりお金のかかるたんぱく質とコオロギのプロテインパウダーやコオロギ食をローテーションしてメニューに加えるようになったという。その結果、コオロギを与えて以降、食費を週に約1万3,000円~2万6,000円(200ドル)へと減らすことに成功。

 ティファニーにとっては、子どもに高たんぱくのものを与え続けながら食費が節約できるため願ったりかなったりだが、このニュースを見た一部の人の間では、子どもにコオロギを与えることに反対する人も。

 ちなみにコオロギパウダーにはたんぱく質以外にも、B12、カルシウム、鉄、マグネシウム、脂肪酸、カリウムといった栄養素も含まれているとニューヨーク市の登録栄養士のジェナ・ワーナーがThe Postに明かしている。日本でも賛否があるコオロギ食。未来の食糧危機の救世主となるのか。(フロントロウ編集部)

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