グッチのスピリットを体現する体験型のエキシビション
上海を皮切りに幕を開けるグッチの世界巡回店「Gucci Cosmos(グッチ コスモス)」。102年にわたるグッチの歴史の中でもとくにアイコニックなデザインを、先進的な演出で展示する。
「Gucci Cosmos」では、100年以上にわたり継承されてきたグッチのコードとスピリットがどのようにアイコニックなデザインに生かされてきたか、そして、それぞれの時代を象徴するアイテムがいかにして歴代のグッチのクリエイティブ・ディレクターやデザイナーたちにインスピレーションをもたらし、再解釈されてきたかを探求。
また、イタリアが誇る最高峰のクラフツマンシップと伝統に根ざしたクリエイティビティの力を革新していくことにより、グッチが時代を映し出してきただけではなく、自ら新しい時代を切り開き、社会とその美意識の変化を牽引してきたことを物語る。
会場内には、8つのスペースが設置。英国人アーティストであるエス・デヴリンが考案とデザインを手がけ、イタリアのファッション研究家であり評論家のマリア・ルイーザ・フリーザがキュレーションを行なったこれらのスペースを通じて、グッチの過去・現在・未来をめぐる、遊び心に富んだ旅を体験することができる。
各スペースに展示される作品の中心となるのは、15世紀に建てられたフィレンツェのパラッツォ・セッティマンニに収蔵されているグッチのアーカイブ。
多数の未公開品が含まれており、グッチのクリエイティブチームにとって、今なお生命力にあふれたインスピレーションの源泉となっている貴重なアーカイブが並ぶ。
1921年のブランド創設以来途切れることなく継承されてきたブランド理念と、つねに刷新され続けていくインスピレーションとクリエイティビティを辿りながら、グッチの多様な側面を照らし出していく。
「Gucci Cosmos」は2023年4月28日から6月25日まで中国・上海のWest Bund Art Center(西岸芸術中心)で開催され、その後、世界の数都市での巡回展が予定されている。
(フロントロウ編集部)