飛行機の乗り間違える旅行者が続出のワケ
ゲート変更のアナウンスを、トイレに行っていたばかりに聞き逃したため、ペンシルバニアからフロリダに行く予定が、到着してみたらジャマイカにいたアメリカ人女性。
トルコからバーミンガムに帰る予定が、うっかり違う飛行機に乗ってロンドンに行ってしまいそうになったイギリス人。
さらには、スロベニアに行く予定が、なんとポーランドに行ってしまったおばあちゃん。
飛行機を乗り間違えるなど、なかなかないことのようにも思えるが、英The Sunによると、じつは飛行機に乗る人口は年々増加し、それに伴いフライト数も増えているため、私たちが思うよりも多く乗り間違いは起こっているのだそう。
空港に着いた乗客は、まずセキュリティゲートでパスポートと搭乗券の提示を求められるが、正しい飛行機の搭乗ゲートまでは自分で確認してたどり着く必要がある。その後は、通常ならパスポートと搭乗券はゲートと搭乗する際に再チェックされるが、時にはされないこともあるため、間違えた飛行機に乗ってしまうことがあるのだという。
それでも、もし満席のフライトなら自分の席に他の乗客が座っているなどの理由で間違いに気が付きやすいが、空いている飛行機だった場合、間違いに気付いた時にはすでに空の上だった、ということが起こってしまう。
なお、飛行機の乗り間違いについて、ウィズエアーやフロンティア航空は、搭乗客に対し被害への代償と謝罪をしているが、ライアンエアーなどは、正しい飛行機に搭乗する責任は搭乗客側にあるとしており、航空会社によって対応が違う。
The Sunは、飛行機の乗り間違えを防ぐ以下のアドバイスを提示している。
・機内に乗り込む前に、ゲートの番号を再確認すること
・デスクにいる乗務員に、目的地を聞くこと
・機内に乗り込む際に、客室乗務員に目的地を再確認すること
・誰かが自分の座席に座っていたら、客室乗務員に知らせること
長旅を終えて到着した場所が、自分が思っていたところとまったく違ったなんてことにならないよう、飛行機に乗る際は、搭乗ゲートとその飛行機の目的地をしっかりと確認したい。(フロントロウ編集部)