2012年に全英1位を獲得したデビューアルバム『Contrast(コントラスト)』をリリースしてから今年で11年目を迎えたイギリス出身のコナー・メイナードは、2010年代から現在まで目まぐるしく移ろい続けてきたSNS時代に、最もうまく順応してきたアーティストの1人だ。YouTubeに投稿していた動画がきっかけとなり、後に自身のメンターとなったニーヨ(NE-YO)ら多くのアーティストからの称賛を集めてブレイクを果たしたコナーは、2020年にインディペンデント・アーティストとなって以降も、TikTokでは800万人以上のフォロワーを誇るなど、SNSを見事に使いこなしながら、多くのファンの心を掴み続けている。ニューアルバム『+11 Hours(+11 アワーズ)』をリリースするタイミングでそんなコナーにインタビューすることができたので、同作やこれまでのキャリア、TikTokを使いこなすコツ、そしてまだ未上陸の日本への思いなどを訊いた。(フロントロウ編集部)

2020年にインディペンデント・アーティストとして独立したコナー・メイナード

ー全英1位を獲得したアルバム『Contrast』でデビューしてから10年が経ちました。これまでのキャリアにおいてターニングポイントとなった出来事を3つ挙げていただきたいのですが、いつの地点が思い浮かびますか?

 2つのことをまとめて最初のターニングポイントとして挙げたいのですが、そのうちの1つは、YouTubeに投稿していた動画が、複数のレーベルの目に留まったこと。そしてもう一つが、それがきっかけとなって契約したことです。YouTubeに投稿するようになって、それが契約へと繋がったことは、言うまでもなく僕にとって大きなターニングポイントでしたね。大きく変化することになったので。

 それから、ファーストアルバムが全英1位を取ったことも、ものすごく大きかったです。全英1位というのは、ものすごい功績ですからね。そのときは本当に嬉しかったです。1位を取れたことは本当にクールでした。

画像: ー全英1位を獲得したアルバム『Contrast』でデビューしてから10年が経ちました。これまでのキャリアにおいてターニングポイントとなった出来事を3つ挙げていただきたいのですが、いつの地点が思い浮かびますか?

 3つ目のターニングポイントは、独立したときだと思います。(2020年に)レコード会社を離れて、インディペンデントのアーティストとして独立してリリースするようになったことは、自分にとって大きな変化でした。それもまさに転換点という感じでしたね。コロナ下で急いで対応しなければならなかったこともあって、余計に難しいところもありましたけど、楽しみながら挑戦できました。そういうわけで、その3つの地点を挙げたいですね。

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