生理前に髪がべたつくのは「女性ホルモン」が原因
米ヘアケアブランドAct+Acreの創業者で毛髪学者のヘレン・リーヴィー氏によると、生理前に髪がべたついてしまう主な原因は、ホルモンバランスの崩れ。
リーヴィー氏は、「頭皮には、顔と同じように皮脂腺がありますが、(生理前など)ホルモンの変動によって、この頭皮の油分のバランスが崩れることがあります」と英Glamourでコメント。
とくに生理前は、エストロゲン(卵胞ホルモン)が減少し、プロゲステロン(黄体ホルモン)が増加しやすいそうで、リーヴィー氏は「プロゲステロンは男性ホルモンに似た作用があり、皮脂分泌を促します」と説明。こういった生理前に起きるホルモンの変化によって皮脂腺が刺激されると、皮脂が過剰に分泌され、結果として髪のべたつきにつながるのだという。
生理前に気をつけておくべきこと
では、生理前の髪のべたつきをおさえるにはどうすべきなのだろうか。リーヴィー氏によると、最も簡単な方法は、いつも使っているシャンプーを見直すこと。
とくにサルフェート(硫酸系界面活性剤)を含むシャンプーは、泡立ち良くて洗浄力が高い分、頭皮のトラブルを引き起こす可能性があるため、できれば避けたほうが良いそう。
代わりに、生理前など頭皮がデリケートになっているときは、余分な皮脂を取り除きながら、しっかり保湿してくれる“スカルプシャンプー”を選ぶのが最適。ちなみにリーヴィー氏のオススメは、Act+Acre「COLD PROCESSED シャンプー」なのだとか。
コンディショナーについては、“ノンシリコンタイプ”を選ぶのがベスト。その理由について、リーヴィー氏は「シリコンが配合されたコンディショナーは、髪に蓄積して重くする可能性があります」と説明。皮脂が過剰に分泌されているなかにシリコン入りのコンディショナーを合わせると、余計に髪がベタベタして見えるだけなので、ノンシリコンのコンディショナーを選んだほうが無難だと助言した。
生理前になると気になる髪のべたつき。頭皮がベタベタする原因と対処法を正しく理解して、健康的でツヤのある美髪を育んでみて。(フロントロウ編集部)