マネスキンと『BEASTARS』がコラボ
12月に開催が決定している来日公演が瞬く間に完売するなど、日本でも高い人気を誇るイタリア発のロックバンドであるマネスキンと、板垣巴留氏による大人気コミック『BEASTARS』とコラボレーションしたミュージック・ビデオ「TIMEZONE - BEASTARS for Måneskin (Animated Video)」が公開となった。
日本文化にも関心の深いマネスキンのメンバー。なかでもボーカルのダミアーノ・デイヴィットは日本のアニメの大ファンとして知られている。そんな彼のお気に入り作品のひとつこそ、擬人化された動物たちが複雑なサスペンスと人間ドラマを繰り広げる異色の物語で大ヒットした『BEASTARS』(板垣巴留(読み:いたがき ぱる) 作、週刊少年チャンピオン連載)。このたび、その熱い想いが結実し、全世界で1,000万部以上の発行数を記録し、アニメ化もされた人気コミック作品と、同じく全世界で現在圧倒的な支持を受けているバントとの、ワールドワイドなコラボレーション映像が完成した。
今年1月にリリースされ、12か国で1位を獲得したアルバム『RUSH!』に収録されているバラード曲「TIMEZONE」にのせて、映像はコミック『BEASTARS』から数々の名シーンをピックアップし構成。恋人同士への様々な困難や偏見等があっても、お互いの想いは決して離れないという楽曲の世界を、コミックの主人公であるレゴシ(オオカミ)とヒロインのハル(ウサギ)に投影し描いている。
オープニングを飾る題字には作者である板垣巴留氏による、最新描き下ろしイラストが挿入されている。
「TIMEZONE - BEASTARS for Måneskin (Animated Video)」のミュージックビデオはこちら。
昨年の来日時には対面も実現
昨年8月にマネスキンが初来日を果たした際には、メンバーと板垣巴留氏の対面も実現。このときにお互いにさまざまなアイディアを出しあい、描き下ろされたバンドとキャラクターのイラストも、ミュージックビデオのエンディングに挿入されている。
昨年の対面時に描き下ろされたイラストはこちら。
今回のコラボレーションに際して、マネスキンは「今回『BEASTARS』とのコラボレーションがついに実現して、すごくハッピー! 僕たちの曲とコミックのシーンが融合して仕上がりにとても満足しているんだ。早くみんなにも見てほしいな。楽しんでくれることを心から願ってる」とコメント。
作者の板垣巴留氏も次のようにコメントを寄せた。「自分がまだがむしゃらだったときの作品が、マネスキンさんの歌に乗せてどんどん流れていくのを見ていて感慨深いというか、ありがたいなと思いました。皆さんにも楽しんで頂けたらいいなと思います。また12月に来日した際は、日本の美味しいものを食べて下さいね。居酒屋がおすすめです(笑)」。
コラボMVが公開された「TIMEZONE」も収録されているマネスキンの最新アルバム『ラッシュ!』は絶賛発売中。