フィンランドの首都ヘルシンキで、鉄道のトンネルの壁に落書きをしていたところを現行犯逮捕された人物の正体に国中がびっくり。

※アイキャッチ写真はイメージです

落書き現場をおさえられて逮捕されたのは…

 豊かな自然や歴史ある趣深い街並みで知られる、フィンランドの首都ヘルシンキ。そんなヘルシンキ東部の鉄道のトンネル内で、6月末に落書きをしていた2人の男が警備員に発見され、現行犯逮捕された。壁に落書きをしていた人物は…なんと、ヘルシンキの副市長であるパーボ・アルヒンマキ氏(46)。

 事件の影響で鉄道の交通が一時ストップしたため、警察はアルヒンマキ氏の行為を破壊行為および鉄道交通の妨害行為として捜査。1970年代のニューヨークで見られたグラフィティ作品に一部影響を受けたグラフィティを描いたというアルヒンマキ氏は、その後、フェイスブックで自身の「愚かな悪ふざけ」について認め、謝罪した。フィンランド国営放送には「私は罪を犯した。その全責任を負う」と語ったが、議員辞職については否定したという。

 ストリートアートの熱心な支持者として知られ、若い頃はグラフィティアートの制作者でもあったアルヒンマキ氏。その”血”が再び騒いでしまったのかもしれないが、ヘルシンキは都市内の違法な落書きを除去するために年間推定で65万ユーロ(約1億円)を費やすなど、対応に苦慮している最中。今回アルヒンマキ氏が描いた落書きを除去するためにも、約55万円の費用がかかったとのこと。

問題を起こしたアルヒンマキ氏は議員辞職については否定しており、本日7月10日にはフェイスブックで、「1週間のあいだに、パルプ、ペット・ショップ・ボーイズ、ブラーを観てきました」と報告し、解散したオアシスがいたらどれだけ良かったかについて語っていた。

 

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