飛行機で“架空の乗客”をめぐって女性がパニックになる
ダラス発オーランド行きのアメリカン航空の機内で、ある女性が後方を指差しながら「あの乗客は実在しない」などとわめき散らし、飛行機から降ろされる騒動があった。
米Insiderによると、女性は飛行機の通路を歩きながら、「私が降りるのには理由がある。信じるか信じないかはあなたたち次第。でも、言っておくけど、うしろにいるあのクソ野郎は実在しない」、「この飛行機に乗りたきゃ乗ればいいし、アイツらと一緒に死にたきゃ死ねばいい。私はそのつもりはない」と言っていたという。
この騒動により、他の乗客たちは一旦飛行機を離れ、再搭乗を余儀なくされたため、フライトはおよそ3時間遅れたと伝えられている。
Insiderの取材に応じたアメリカン航空の広報担当者は、「問題を起こした乗客がいたためゲートに戻る必要がありました。ゲートには地元警察が待機していて、乗客は飛行機から降ろされました。安全と安心が最優先事項です。お客様のご理解と、困難な状況に対処したクルーのプロフェッショナリズムに感謝します」と述べた。
ちなみに、SNSではそのときの機内の様子を撮影した動画が拡散されているが、動画を見た人たちからは、飛行機事故の予知夢を見てパニックになり、飛行機から降ろされるシーンが出てくる映画『ファイナル・デスティネーション』みたいだという声や、女性が機内で一体を何を見てあそこまで怯えていたのか気になるといった声が多く聞かれた。