アメリカ・カリフォルニア州の渓谷で、バイカーの男性が灼熱の中で4人の登山者を救助する手助けをした後で亡くなった。(フロントロウ編集部)

※写真はイメージです。

バイカーの男性たちが4人の登山者を救助

 現地時間7月15日に、アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコ近郊にあるカリーゾ・ゴージ渓谷でバイカーの男性が4人の登山者の救助活動を手伝った後で亡くなった。渓谷のこの日の最高気温は38度だったという。

 アメリカの複数のニュース番組が報じたところによれば、4人のバイカーたちが渓谷でバイクを走らせていたところ、水も食糧も持たずに山を登っていた4人の登山者を発見したという。そこで、バイカーのうちの2人がレスキューを呼びにいき、残りの2人はそのまま登山者のところに残り、一緒に救助を待つことにしたという。

 その後、登山者たちは無事に警察によってヘリコプターで救出。一緒に渓谷に残っていた2人のバイカーはバイクで山を降りたものの、途中で1人がはぐれてしまったという。はぐれてしまったバイカーはその後、登山口を過ぎたことろで意識不明で倒れているところを発見されて、病院に搬送されている途中で死亡が確認されたという。

 地元消防局はFacebookへの投稿で、救助を手助けしてくれたバイカーたちへの感謝を述べた上で、「バックカントリー(での登山)を楽しむ時には、十分な量の水と食糧を持参し、気温が低い早い時間帯にアクティビティを計画するように心がけてください」「また、グループでハイキングをされる際には、どこへ行くのか、何時ごろに終える予定なのかをご友人やご家族に知らせるようにしてください」と呼びかけた。

 

 

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