炎天下で離陸を待っていたラスベガス発のデルタ航空便で、機内が“不快な温度”になり、複数の乗客が熱中症のような症状を訴える騒動があった。(フロントロウ編集部)

炎天下で飛行機の離陸を待っていた乗客たちが体調不良を訴える

 7月17日(現地時間)、最高気温46度の記録的な猛暑を観測したラスベガスのハリー・リード国際空港からアトランタへ向かう予定だったデルタ航空555便で、離陸を待っているあいだに機内が“不快な温度”になり、複数の乗客が熱中症のような症状を訴える騒動があった。

 当時の機内の温度は明らかにされていないが、エンターテインメント系の会社の重役でプロデューサーのエイプリル・ラブ氏が米Peopleに語った話によると、とくに彼女の席は窓側だったこともあり「耐えがたい暑さ」だったそうで、そのような環境下で乗客たちは数時間にわたって機内で待機させられたという。なお、同便は最終的に欠航となった。

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 当時の機内の状況について、ラブ氏は「みんなイライラしていて、まさにカオスでした」、「最悪でした。2時間後にやっと水が配られましたが、気を失ったり、吐いたりする人がいて、赤ちゃんも泣き叫んでいました。排泄物で汚してしまった人もいて、トラウマになりそうでした」、「ものすごく不快でした。換気口が機能していなくて、私は汗だくになっていました」と振り返っている。

 普段からデルタ航空をよく利用するというラブ氏は、「この日は特別暑かった」と話す。「私はデルタ航空のロイヤルカスタマーで、飛行機には慣れていますが、今回は乗ったときからすでに機内が暑かったんです」と、外気温の影響なのか機内が通常よりも暑かったと指摘した。

 ちなみに、今回の件について、デルタ航空は声明で「555便をご利用のお客様に多大なるご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。デルタ航空のチームは、機内が不快な温度になった原因を調べています」と述べている。

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