アメリカのコストコであるルールを破った客が、特定の店舗への出入りを禁止される出来事があった。(フロントロウ編集部)

コストコが会員証に関するルールを厳格化

 日本でも話題になったが、アメリカのコストコは最近になって会員証のシェア禁止を厳格化する方針を発表した。

 ご存じの方も多いと思うが、コストコで買い物をするには、日本の場合だと通常会員で4,840円(税込)、エグゼクティブ会員で9,900円(税込)の年会費がかかる。これまでも会員証の貸し借りは禁止されていたが、見落とされるケースも多く、一部の会員のあいだで会員証の貸し借りが横行していた。コストコの会員証には顔写真が載っていて、入店する際や会計の際に必ず提示を求められるが、今後はさらにチェックを強化するとしている。

画像: コストコが会員証に関するルールを厳格化

 実際、ルールを破って“出禁”になった人もいるようで、ある男性は自分の母親が父親の会員証を使ってコストコで買い物をしようとしたところ、店員に見つかり、出入り禁止を言い渡されたとTikTokにアップした動画を通じて主張している。

 男性によると、母親がセルフレジで会計をしようと会員証をスキャンしたところ、慌てた様子で駆け寄ってきた店員から身分証明書の提示を求められたそうで、会員証が母親のものではないことを確認した店員から当該の店舗への“今後の入店を禁止する”と伝えられたという。

 今回の件を受けてコストコは、非会員が年会費を支払っている会員と同じ特典や価格を受けるのは公平ではないと考えていると、声明のなかで明かしている。

 ちなみに、コストコでは会員1名につき1枚、家族カードを作ることができる。18歳以上で会員と同じ住所に住んでいるという条件があるものの、今回のケースでは、母親が父親の家族会員になっていれば、このような事態は避けられたかもしれない。

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