ストレートアイロンで髪をアレンジしている人のなかには、髪のダメージを心配している人も多いはず。なるべく髪を傷めないためには、どのくらいの頻度でストレートアイロンを使うべきなのか、海外のヘアスタイリストがアドバイス。(フロントロウ編集部)

ストレートアイロンで髪が痛むのはなぜ?

 ストレートアイロンで髪を傷めてしまう最も大きな原因は、熱によるダメージ。髪の毛は約85%が「ケラチン」と呼ばれるタンパク質で構成されており、これにストレートアイロンなどの高温の熱を与えすぎてしまうと、ケラチンの構造が変化して「タンパク質変性(熱変性)」が起きるとされている。

画像: ストレートアイロンで髪が痛むのはなぜ?

 毛髪に含まれるケラチンは、タンパク質の中でも熱に強いとされているが、毎日のように高温の熱を与え続けると、健康な髪でも徐々に熱ダメージが蓄積。

 人気ヘアサロンJean-Claude Biguine Salonsのシニアスタイリストであるシャフバーズ・パテルも、「熱によるダメージで髪の本来の水分を奪われると、髪が乾燥してもろくなることがあります」と印Vogueで話している。

ストレートアイロンを使うベストな頻度は?

 では、どのくらいの頻度なら髪にダメージを与えずにストレートアイロンが使えるのだろうか。

 カナダの都市トロントで活躍するヘアスタイリストのジェイソン・リーによると、髪を傷めずにスタイリングできる頻度は、髪のタイプ、髪の状態、スタイリング方法によって若干異なるけれど、「週に2~3回程度」のペースで使用するのがオススメ。

画像1: ストレートアイロンを使うベストな頻度は?

 とくにストレートで細い髪はダメージを受けやすいため、ストレートアイロンを使う頻度を最小限に抑え、なるべく温度を低く保つのがベスト。ジェイソンは、「熱から髪も守るスタイリング剤を付け、170度以下から始めるようにしてください」とアドバイス。

 髪のクセが強めという人は、ストレートアイロンを使う頻度を減らすためにも、あらかじめブローでクセをある程度のばしておくのもアリ。

画像2: ストレートアイロンを使うベストな頻度は?

 ジェイソンは、「ダメージを最小限に抑えながら、ウェーブのかかった髪をストレートにするには、まずブローブラシ(ブラシ付きドライヤー)を使用してウェーブをゆるやかに伸ばしてみてください」と助言。こうすることで、ストレートアイロン単体で使うよりも、よりなめらかでストレートな仕上がりになるとジェイソンは話している。

 美しい髪をキープするためのストレートアイロンの適切な頻度。髪のダメージを最小限におさえるためにも、ぜひプロの意見を参考にしてみては。

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