※写真はイメージです
1万円で蛇使いを雇って殺害計画、DVを受けていた可能性
インドのウッタラーカンド州で、道路脇に止まっていた車の中で男性が死んでいるのが見つかった事件。地元メディアの報道によると、死亡したのは実業家の30歳男性。
地元警察は当初、イグニッションがオンのままの車内で男性が発見されたため、一酸化炭素中毒による中毒死とみていた。しかし検死の結果、男性の脚の2か所に及ぶヘビの噛み跡などが見つかり、ヘビの毒によって殺された疑いが出てきたという。そして、男性の殺害とそれを事故に見せかけた疑いで、男性のガールフレンド、その女性の新しいボーイフレンド、蛇使い、家政婦二人の合計5人が起訴された。
警察が男性の通話記録を調べたところ、ガールフレンドの存在が浮上し、さらにその女性の通話記録を追跡すると、ウッタル・プラデーシュ州在住の蛇使いに連絡を取っていたことが明らかになったそう。女性に1万ルピー(約1.7万円)で雇われたという蛇使いは逮捕後の取り調べに対し、男性がよく酒に酔って女性を虐待していたため、女性が「極端な行動」に出たと話したという。
男性は女性宅におびき寄せられ、部屋に入ったときにヘビに両足を噛まれて意識不明となり、そのまま車の中に運ばれたと見られている。ヘビが暗殺に使われたという驚きの事件。地元メディアでは、ヘビを使ったこの毒殺計画は、インドの人気テレビ番組『Crime Patrol』から発想を得たものなのではないかという報道まで出ている。
男性の遺体が発見されたのは7月15日のことだが、地元メディアによる報道があった7月19日時点では、蛇使い以外の4人の容疑者は逃亡中だという。