コストコのある商品にクレームが殺到
アメリカのコストコで、自社ブランドのカークランドシグネチャー(Kirkland Signature)のカークランドシグネチャー アメリカン ウォッカに「味が変わった」という苦情が相次いでいる。
カークランドのウォッカをめぐっては、6月頃から味に関する指摘がネット上で散見されるようになり、米掲示板のRedditに「カークランドのウォッカに一体何が起きているんだ?」というスレッドが立てられるなど、コストコ会員たちをザワつかせていた。1番多かったのは「化学的な味がする」という声で、ほかにも「ディーゼル燃料みたいな味がした」、「匂いも味も酷くて、飲む前に廃棄した」など辛らつな意見が続いた。
あるRedditユーザーによると、それを受けて、コストコは現地時間6月12日から8月10日のあいだに自社ブランドのウォッカを購入したすべての会員にメールを送り、全額払い戻しが可能であることを伝えたという。
米Peopleの取材に応じたコストコは、「特定のロット番号が記載された一部の商品は、通常の味の基準を満たしていない可能性があることが判明しました。食品安全上の問題はありませんが、我々の期待する品質には達していません」とコメント。返金対応についても認め、該当するロット番号が記載された商品はもう市場に出回っていないことも明かした。なお、コストコはなぜウォッカの味に変化が生じたのかについての具体的な説明は控えている。