子ども向けのアルバムからクイーンの大ヒット曲が削除
2024年2月にクイーン+アダム・ランバートとして4年ぶりとなる来日公演が決定しているクイーン。1970年代にフレディー・マーキュリーをフロントマンとして結成されたクイーンは、これまでに数多くのヒット曲を生み出してきた。
そんなクイーンのハイライトとなる代表曲が詰まっているのが、1981年にリリースされたベストアルバム『グレイテスト・ヒッツ』。同作には、「ボヘミアン・ラプソディ」や「伝説のチャンピオン」、「ドント・ストップ・ミー・ナウ」など、ヒット曲たちが収録されている。
今回、子ども向けのオーディオプレーヤーであるYotoより、『グレイテスト・ヒッツ』のYotoバージョンが配信されたのだが、子どもに適したものにするために、オリジナルから1曲が削除された。
その曲とは、1978年にリリースされ、アメリカではダブル・プラチナムに認定されているヒット曲「ファット・ボトムド・ガールズ」。
「大きなお尻の女の子たち」を意味するこの曲は、「ロックな世界を回している」文字通りの「大きなお尻の女の子たち」について歌った曲となっていて、次のような歌詞が歌われている。「大きなお尻の女の人と2人きり/彼女はいたずらなベビーシッターで/大きな女性が僕を悪い子にしたんだ」。
「ファット・ボトムド・ガールズ」が削除された理由
歌詞を改めて読んでみると、確かに子ども向けのオーディオプレーヤーには適していない「ファット・ボトムド・ガールズ」。Yotoの担当者は同曲を削除した理由について、英Expressに次のようにコメントを寄せた。「私たちのリスナーの平均年齢は5歳であり、協議の末に、(『ファット・ボトムド・ガールズ』は)私たちの幼いオーディエンスには相応しくないように感じました」。
また、削除された楽曲はこの1曲のみだったものの、別の収録曲たちについても次のように注意書きが書かれているという。「これらの曲の一部の歌詞には、暴力や薬物への言及など、成人向けのテーマが含まれていることにご注意ください。これらはオリジナルかつ未編集の録音です。罵るような言葉は使われていませんが、幼いお子様に向けてやその周囲で再生されるときには、保護者の方々の判断を推奨いたします」。