夢だったCAになるもマクドナルドに“戻った”女性の話
マクドナルドで働くほうがはるかに儲かると判断し、夢だったCAを辞めた女性がTikTokに投稿した体験談が話題になっている。
客室乗務員といえば、世界中を飛び回る華やかなライフスタイルを思い浮かべるが、イギリスのドンカスター出身のサフロン・ラズコヴィッチは、必ずしもキラキラした現実が待っているわけではないと話す。
サフロンはマクドナルドの店員を経て、ライアンエアーの客室乗務員になるも、航空会社を辞めてマクドナルドに戻った。サフロンがマクドナルドで働き始めたのは、新型コロナウイルスによるパンデミックの真っ只中にあった2020年12月。それから約1年半が経った2022年5月に昔から憧れていた客室乗務員になることを決意し、ライアンエアーに就職した。
しかし、客室乗務員として働くようになって1ヵ月半ほど経った頃に「以前ほどの収入がないことに気づいた」というサフロンは、客室乗務員としてシフトに入りながら、生活を支えるためにマクドナルドでパートタイムで働くことにした。それからしばらくのあいだ、客室乗務員とマクドナルドの店員という2つの仕事を両立していたが、結局、経済的な理由でライアンエアーを退職。現在はマクドナルドでフルタイムで働いているという。
動画のコメント欄には「それでもマクドナルドで働くよりはマシ」、「自分はマクドナルドで9年働いて辞めたけど、二度と戻るつもりはない」とサフロンの決断を否定する声があった一方で、「客室乗務員の給料がどれだけ悪いか、みんな気づいていない」と同意する意見もあった。
航空会社によって雇用形態によって給料事情は異なるため、一概には言えないが、少なくともサフロンにとってはマクドナルドで働くことがベストな選択肢だったそうで、「1分ごとに給料がもらえるし、職場までの移動時間も少ない」、「ストレスがずっと少ないのに、同じかそれ以上の収入を得ることができる。家族と過ごしたり、自分のために働いたりする自由な時間が増えた」と、満足していることを明かしている。
