海外でトレンド入りしている食品「ウベ」
ここ最近海外のTikTokで注目を集めているのが、「ウベ(Ube)」という食材を使った紫色のスイーツ。ウベとは、フィリピンで広く栽培されているヤムイモの一種。
日本ではダイジョと呼ばれ、粘り気のあるテクスチャーと濃厚な甘みが特徴で、クッキーやマカロン、ケーキ、ドーナツなどどんなスイーツやドリンクとでも相性抜群。
ウベを使ったスイーツは、フィリピンで古くから親しまれていて、ハワイなどでも人気が高かった。そんなウベが、昨年頃からじわじわ世界的なトレンドへと成長。
オーガニック・スーパーのトレーダー・ジョーズがウベのアイスやスプレッド、パンケーキミックスなどを発売したことも海外で話題を呼んだ。
さらに大手トレンド予測会社のWGSNが2023年の食のトップトレンドとしてウベを予想し、Forbes誌やThe guardian誌もウベを特集。TikTokでは「Ube」のキーワードを含む動画の再生数が3億回超え。スイーツのレシピ動画はもちろん、ウベのドリンクやお菓子を買ってレビューする動画も人気を集めている。
@teakandthyme Soft and chewy ube cookies � #ube #cookies #ubecookies #baking ♬ Last Words - Kenny Beats
そんなウベの人気の秘密は、なんといっても味。まろやかで風味豊かな甘みがクセになる!とハマる人が海外で続出。サツマイモよりもさらに甘くてまろやかな味と、紅芋よりも強い粘り気でほかにはないユニークな味と表現されることも多い。
さらには目を引くフォトジェニックなカラーも相まって、一大ブームとなっている。
じつは栄養価も高いウベ
海外でトレンド入りしているウベは、じつは栄養価も高いスーパーフード。
ウベはほかのイモ類と同様に健康的な炭水化物であり、ビタミンや食物繊維が豊富に含まれているのが特徴。さらに高レベルの抗酸化物質が含まれていて、栄養価の高い食品と言える。
海外で一大トレンドとなっている食品、「ウベ(Ube)」。日本ではまだそこまでメジャーではないけれど、少しずつ注目されているので今後本格的にトレンド入りするかも。