米ユニバーサル・スタジオ・オーランドには、ローラーコースターを毎朝「起こす」スタッフがいるという。
ユニバーサル・オーランドの起床係
フロリダ州ユニバーサル・オーランド・リゾートの舞台裏を取材した米情報番組『トゥデイ』のワンシーンで、ローラーコースターの起床係が登場した。
早朝6時45分に作業していたのは、アトラクションの整備士たち。「これからハルクを起こします」と言う整備士が立っていたのは、インクレディブル・ハルク・コースターの乗り場。整備士たちがコースターを点検するなか、“起こす”スタッフであるクリスさんの役割は、コースターに乗ること。しかも3回連続。
急加速して外に出たかと思ったら、すぐに急回転して逆さまになり、複雑なループの連続に見舞われるコースターを早朝から連続で乗って安全を確認するのが彼の仕事。朝一番に動作を確認する仕事であるため、「起こす」と呼ばれているらしい。
クリスさんは「朝だから並ばなくていい」と笑い、「最後の仕事日だ」と嬉しそうに語った。