海外旅行のトラブルで多いのが、飛行機に預けたはずの手荷物が紛失してしまう「ロストバゲージ」。さまざまな要因があるものの、気を付けたいポイントを空港職員が明かした。(フロントロウ編集部)

空港職員が“要注意”のスーツケースを明かす

 カリフォルニア州オンタリオ市にあるオンタリオ国際空港が、職員の様子などを日々配信している公式TikTokで、せっかくの旅を台無しにする「ロストバゲージ」を防ぐためのプロのコツを紹介した。

 動画の中で、空港で手荷物の仕分けをする手荷物ハンドラーとして働く男性は、ロストバゲージについて聞かれると、次のように答えた。

 「たとえば、旅行でサウスウエスト航空を利用したと仮定して、手荷物のスーツケースを預けたとします。この預けたスーツケースに、前回利用したアメリカン航空で貼られたシールを剥がさず、そのままにしていると、そっちがスキャンされてしまい、荷物が別の目的地へ行ってしまうことがあります。本来積み込まれるはずのサウスウエスト航空便に、(こうした理由で)スーツケースが乗らないことがあるんです」

 男性の話を聞いた質問者の女性は、納得したようで、「私もよくやります。前回の旅行時に貼られたシールを付けたままにしています。ほら、このスーツケースもそうですね」と、目の前を通過したスーツケースの上部に貼られた小さいシールを指さしながら話した。

 オンタリオ国際空港は、この動画とともに、「旅行時に預けた手荷物を紛失したくなければ、過去の旅行で荷物預け入れ時に貼り付けられたシールをすべて剥がして下さい」と注意を呼びかけている。

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