豪華すぎる『ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-』
10月16日で100周年を迎えたディズニー。100周年という記念イヤーを迎えたディズニーは、10月の創立記念日に、オリジナル短編映画『ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-』をディズニープラスにて配信をスタート。
『ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-』は、米国カリフォルニア州バーバンクにあるウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオにディズニー・アニメーションのキャラクターたちが集い、ディズニー100周年の記念写真を撮るという設定の短編作品で、85作品以上のディズニー・アニメーション長編および短編映画から総勢543のキャラクターが登場する。
そんな『ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-』に登場して注目を集めているのが、『アラジン』のジーニー。同作の声優を務めたのは、2014年にこの世を去ったロビン・ウィリアムズ。
ロビンが歌った『アラジン』の挿入歌『フレンド・ライク・ミー』はアカデミー賞の最優秀歌謡曲賞にノミネートされたほか、ロビン自身もジーニー役でゴールデン・グローブ賞の特別功労賞を受賞している、まさに『アラジン』を語る上で欠かせない人物。
どのようにしてロビンの声を使った?
『ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-』で、すでに亡くなっているロビンの声をどのように使ったのか? その謎をプロデューサーのブラッド・サイモンセンがVarietyに話した。
制作当初からこの映画にはロビンが声を務めたジーニーが必要だと感じていた監督らは、ロビンの遺族に連絡を取り、「私たちは特別な短編を制作しています。ロビンのジーニーは、多くの人々にとってとても大切な存在で、ぜひ彼を登場させたいのです」と交渉。
そして許可を得ると、監督のダン・エイブラハムがジーニーのオリジナルレコーディングを聞いて、使えそうな部分を見つけ出したのだという。
ブラッドは「ダンがオリジナルレコーディングのアウトテイクを聞いて、私たちが使えそうな部分を見つけてくれたんです」と、膨大なレコーディングの中からセリフに必要な音源を探し出したことを明かした。
本作にはジーニーのアニメーションを担当していたエリックも参加しており、ブラッドは「これが実現したのは素晴らしいことでした」と喜んだ。
短編『ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-』は日本ではディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」にて字幕版が独占配信中で、12月15日(金)からは、劇場限定で吹替版が最新映画『ウィッシュ』と同時上映される。