アメリカのマクドナルドが2032年までに「なくす」と発表したものをめぐって、一部の人たちから困惑の声があがっている。(フロントロウ編集部)

マクドナルドから“あるもの”が消える!?

 アメリカのマクドナルドが2032年までにドリンクのセルフサービスを廃止することを明らかにした。新型コロナウイルスによるパンデミック以降、ドライブスルーやデリバリーを利用する人が増え、店内で飲食する人が減ったことなどが廃止の理由であると米CNNは伝えている。

 現在は空のカップを渡されて、店内にあるセルフ式のドリンクサーバーで自分で飲み物を入れるというやり方だが、今後は従業員が自動飲料システムを使って飲み物を入れる。

 マクドナルドはみんなが最も気になっている“ドリンクのおかわり”について、個々のレストランオーナーまたは運営者の裁量により今後も無料で提供される(※)と米Insiderに説明しているが、これまでのように自分でドリンクを補充したり、異なるドリンクを混ぜて独自のフレーバーを試したりすることはできなくなるため、一部の人たちに動揺が広がっている。
※カウンターに行って従業員に頼めばおかわりをもらえる。

 「(セルフじゃなくなったら)ひとつのカップにすべてのソーダを60mlずつ入れて、スーパードリンクを作るにはどうすればいい?」、「誰かに補充してもらうことほど難しいことはないし、(自分でやらないと)好みの氷の量を忘れちゃいそう」といった声がフェイスブックに寄せられた。

画像: マクドナルドから“あるもの”が消える!?

 なお、マクドナルドが目標としている2032年まで10年近くあるため、全店舗で今すぐ廃止されるわけではないが、一部の店舗ではすでに切り替わっており、フェイスブックには新形態の店舗に行ったことがあるという人から「飲み物を補充するスタッフはいない。以前は1分で済んだのに、カウンターで10分も待った。ほとんどの人たちがおかわりをしていない」というクレームもあった。

 一方で、衛生上の理由でセルフサービスの廃止を歓迎する声もあり、ある人たちは「自分が最後に利用したドリンクステーションはカビが生えていて清潔ではなかったことを考えると、おそらく良い選択だったと思う」、「ドリンクステーションはいつも散らかっているから、誰かがドリンクを入れてくれるほうがいい」とフェイスブックでコメントしている。また、ドリンクを購入せずに水用のカップを使ってタダでソーダを飲むといった不正利用を阻止することができるという意見もあった。

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