毛穴の黒ずみの原因は?
米カリフォルニア州ソラナビーチにあるArt of Skin MDの創業者で、皮膚科専門医のメラニー・パーム医師によると、毛穴の黒ずみの主な原因は「角栓」。
角栓とは、毛穴の奥にある皮脂腺から過剰に分泌された皮脂と、毛穴に残った古い角質が混ざり合ってできた塊のことで、「この毛穴に残った皮脂や古い角質が、空気にさらされて酸化すると、濃い茶色や黒に変色して目立ちやすくなることがあります」と米Byrdieで説明する。
毛穴の黒ずみのNG行為とは?
専門家いわく、毛穴の黒ずみをケアするときに絶対にやってはいけないのは、爪を立てたり、器具を使ったりして、毛穴に詰まった角栓を無理やり取り出すこと。
米アイダホ州ボイシにあるTreasure Valley Dermatologyの創業者で、皮膚科医のダスティン・ポーテラ医師は、「黒ずんだ角栓を引き抜いたり、押し出したりすることは、とても誘惑的ではありますが、あまりオススメはしません」とコメント。
角栓の適切な取り方を熟知する専門家であれば全く問題はないそうだが、正しい取り方を知らない一般人が行なうと、ただ毛穴の周りの皮膚にダメージを与えるだけなので、「絶対にやめたほうがいいです」とパーム医師は忠告する。
毛穴の黒ずみを自宅でケアする方法
角栓による毛穴の黒ずみを予防するには、まず毛穴を詰まらせないことが大切。そのため、パーム医師は「朝と夜の1日2回は洗顔してください」と助言。たとえメイクをしていない日でも、皮脂や汚れが詰まる恐れがあるため、毎日欠かさず洗顔したほうがいいとアドバイスした。
使用する洗顔料については、手持ちのアイテムを使っても問題はないが、とくに黒ずみが気になる場合は、サリチル酸などの“角質ケア成分”を含むクレンザーを使うのがオススメ。ちなみに、パーム医師のお気に入りは、米ドクターズコスメCeraVeの「SA スムージングクレンザー」とのこと。
ほかにも、レチノイド、グリコール酸、サリチル酸などを含む「角質ケア美容液」を使うのもアリ。角質ケア美容液といえば、なんとなく刺激が強そうというイメージが多いが、じつは最近では敏感肌でも使えるマイルドな処方も増えているため、こういった角質ケア美容液を使って、定期的にケアをするのもひとつの手だと明かした。
小鼻や頬などの気になる毛穴の目立ち。毎日のスキンケア方法を見直して、黒ずみのないツルツル肌をゲットしてみては。