海外で今人気のクリーンビューティブランド特集
肌や環境に害をおよぼす危険性がある成分を排除し、労働環境に関する問題や環境問題、動物保護などさまざまな問題に配慮してつくられた美容製品を指すクリーンビューティ。
そんなクリーンビューティの市場は世界規模で急激に拡大していて、さまざまな国のクリーンビューティブランドが日本に上陸している。
今海外ではどんなブランドが注目を集めているのか、世界各国のクリーンビューティブランドをご紹介。
アメリカ:Squigs
ポップで可愛いクリーンビューティブランドが多いアメリカで今注目を浴びているブランドのひとつがSquigs。
米Popsugarなど複数のメディアで長年ファッションエディターとして活躍してきたニキータ チャルザ氏が立ち上げたSquigsは、アーユルヴェーダから着想を得たヘアケア製品やスキンケア製品を展開。
合成香料や合成着色料を含まず、100%ビーガンフレンドリーでクリーンな処方ながら機能性の高い製品が話題を呼び、米AllureやByrdieなどのビューティアワードを受賞。ちなみにSquigsは製品のクリーンさだけでなく、収益の一部をメンタルヘルス慈善団体に寄付するといった取り組みにも力を入れている。
デンマーク:Comme Deux
ファッションでも多くのトレンドを発信している北欧デンマークのコペンハーゲンを拠点とするのが、Comme Deuxというクリーンビューティブランド。
Comme Deuxは、肌に優しく、環境にも優しいスキンケア製品やメイクアップ製品を多数展開するブランドで、手に取りやすい価格も魅力。ベストセラー製品のひとつである角質ケアマスク「Discoskin Exfoliating Face Mask」は、敏感肌でも使いやすいのに肌がぐんと柔らかくなると絶賛の口コミが多数寄せられている。
Comme Deuxのコスメはパステルカラーを基調としたパッケージデザインで、持ち運びたくなる可愛さ。その実力の高さから、デンマークのみならずアメリカでも注目を集めていて、セレクトショップのUrban Outfittersでも取り扱いがスタートした。
ニュージーランド:Goodness
ニュージーランドは、クリーンビューティ大国として知られる国で、何年も前からクリーンなビューティブランドが続々と登場している。そんなニュージーランドで今注目のブランドがGoodness。
Goodnessは2002年にナチュラルなヴィーガンスキンケアブランドとして誕生し、2021年によりクリーンなブランドとしてリブランディング。100%ヴィーガンで動物実験フリーであると同時に、肌や環境に悪影響を及ぼす可能性のあるさまざまな成分を排除。
さらにGoodnessは、パッケージでも環境への配慮を徹底。可能な限りプラスチックを使用せず、チューブはサトウキビ由来の素材を採用。パッケージのインクも大豆ベースのインクを使用し、段ボール箱も堆肥化できる素材を使っている。
フランス:Seasonly
Seasonlyは、季節ごとの悩みに応じたスキンケアを提案する、フランスで急成長中のクリーンビューティブランド。パリの研究所でゼロから処方を作成し、薬理学者や毒物学者の協力のもとで100%クリーンな製品を開発。
数多くの研究で臨床効果が証明されている有効成分を取り入れながら、少なくとも天然由来成分を95%使用し、機能性の高さでも話題に。店舗ではフェイシャルトリートメントも実施していて、製品のみならずトリートメントも人気を集めている。
そんなSeasonlyは、起用するモデルの多様性にも力を入れていて、プロのモデルではなく、シミやシワ、赤みのある肌を持つ一般のユーザーたちをミューズとし、モデルとして起用している。
韓国:Chasin' Rabbits
日本のお隣韓国でも、近年クリーンなビューティブランドが急速に増えている。なかでも注目なのがChasin' Rabbits。
Chasin'Rabbitsは、「We chase the better(より良いものを追いかける)」をコンセプトに、「clean beauty」「love animals」「eco-packaging」「body & mind balance」をキーワードに掲げる、クリーンビューティブランド。
クリーンなヴィーガン原料と持続可能なパッケージを目指しながら、動物実験に徹底的に反対。容器は再生およびリサイクル可能な素材でつくられていている。カラフルかつ遊び心のあるデザインも魅力で、韓国だけでなく欧米でも注目度が高まっている。
世界各国で注目を集めるクリーンビューティブランド。GoodnessやChasin' Rabbitsなど一部のブランドは日本からも購入することができるので、気になる人はぜひチェックしてみて。