ブラックフライデーで賢くお得に買う方法
11月後半頃にあるビッグイベントとして日本でも浸透しつつある「ブラックフライデー(Black Friday)」。
ブラックフライデーとは、11月の第4木曜日であるサンクスギビングデー(感謝祭)の翌日の金曜日に行なわれる大規模なセールのこと。元々アメリカで数十年前から行なわれていたビッグセールで、その後世界的に広まった。
さらにブラックフライデーの翌週月曜日には「サイバーマンデー(Cyber Monday)」が開催されるようになり、その前後数日間を通して実店舗、オンライン問わずお得なセールが目白押しとなっている。
そんなブラックフライデーで賢く買い物するためには、心得ておくべきポイントがいっぱい。後悔も損もせずお得に買い物するための4つのポイントを専門家が明かした。
事前に欲しいものをリストアップ
ブラックフライデーのセールが始まる前に実践しておくといいのが、欲しいものリストの作成。
英ECサイトのThreadSpyのディレクターを務めるパトリック・ディーバー氏は、「今欲しいアイテムをリストアップし、複数ある場合は優先順位をつけておくことが大切です」と英Marie claireで説明。
事前に自分が何を欲しいかを整理して把握しておくことで、争奪戦に勝ちやすく、お得に買える可能性が高まるのだという。ECサイトやアプリなどには、お気に入り機能やウィッシュリストを作成できる機能があるものも多いので、事前に活用しておくのもひとつの手だそう。
また欲しいものリストを作成することは、安さにつられてあまり必要でないものを衝動買いしてしまうのを防ぐ効果も。
通常の価格をしっかりリサーチ
ブラックフライデーをはじめとしたビッグなセールで気をつけたいのが、“まやかし”の値下げ。○○%オフや○○円引きという数字が大きいと、ついお得感に惹かれて買ってしまいがちだけれど、通常価格やセール前の価格をしっかりリサーチしてから購入することが大切だという。
個人金融サイトNerdWalletのビジネス エキスパートであるエイミー・ナイト氏は、「一部の小売業者は、割引をより魅力的に見せるために製品の価格をつり上げることがあります。店舗が商品を大幅に割引していると掲載しているからといって、必ずしもお得だとは限らないのです」と指摘。
もちろんすべての店舗やECサイトがそのような対応をしているわけではないものの、しっかり下調べしてから購入するよう勧めた。
ほかの店舗やサイトと価格比較
通常価格のリサーチとならんでもうひとつ大切なのが、ほかの店舗やECサイトとの比較。ナイト氏は、「その製品がほかの場所だといくらでゲットできるかをチェックし、価格を比較してみるようにしてください」とアドバイス。
デジタル マーケティング代理店Reload Digitalの小売部門の専門家であるケイティ・レイ氏も、価格比較が重要だと断言。レイ氏は、「購入したアイテムを見つけたら、次に価格を比較して最安値で買う方法を探してみるといいでしょう」と明かした。
ちなみに、店舗やサイトによってクレジットカードやポイントの還元が得られたり、あえていつも利用している店舗やサイト以外で購入することで初回特典などが得られたりすることもあるため、追加の割引方法について事前にリサーチしておくのもオススメだそう。
本当に必要なものかどうか最後に自問自答
オンライン決済やレジの直前に忘れてはいけないのが、最後の自問自答。
レイ氏は、「安いからという理由だけで購入したものは、結局使わず後悔する可能性も高くなります」と説明。必要なのか、本当に欲しいのか、買う余裕があるのか、最後に自問自答することで、後悔する可能性を減らせるという。
本当に必要なものだけしか買いたくないなら、前述の通り欲しいものリストの作成が最善策。数々のメディアでエディターとして活躍し、英Marie claireではシニア・サステナビリティ・エディターを務めるアリー・ヘッド氏は、「私は本当に必要だと思うアイテムのリストを常にスマホに入れていて、このリストにないものは買わないようにしています」と話し、実際に無駄使いや衝動買いを減らせていることを明かした。
ブラックフライデーでお得に買い物するための4つの心得。セールで買い物したいという人は、ぜひ心得ておいて。