ヘアカールがとれやすくなるNG行為4つ
コテやアイロンなど熱を使った巻き髪のヘアスタイリングでよくあるのが、すぐにカールがとれてしまうこと。
カールのキープ力は、直毛など髪質の特徴やダメージ具合などによって異なるが、意外な行為もとれやすくなる原因に。専門家が指摘する、巻き髪がとれやすくなるNG行為をご紹介。
コテやヘアアイロンの温度が高すぎる
短時間でしっかりカールをつけようと、つい高温に設定して巻いてしまいがちだけれど、じつはそれは逆効果。かえって巻き髪がとれやすくなってしまうという。
ジジ・ハディッドやエマ・ロバーツなどを手がけるセレブ御用達ヘアスタイリストのローラ・ポルコは、「髪が熱にさらされすぎると、切れ毛やダメージが悪化し、スタイルが持続しにくくなります」と米Popsugarで説明。
適切な温度については髪の太さやダメージによっても異なるものの、少なくとも180℃は超えないよう多くの専門家がアドバイスしている。
こっくり濃厚なヘアケア製品を使用
シャンプーやコンディショナー、トリートメントなどインバスのヘアケア製品も、どんな製品を使っているかによってカールのキープ力が変わってくるそう。専門家がNGだと話すのは、こっくりとしていて濃厚なヘアケア製品。
世界中のヘアサロンで愛されるイタリア発のヘアケアブランドDavinesで教育者を務めるアリーシャ・リバーズは、「シリコンやワックスを含む製品など、髪をコーティングすることでツヤ感をもたらすシャンプーやトリートメントは、カールがキープしにくい傾向にあります」と米Real simpleで説明。
巻き髪をキープしたいなら、このような製品を避けるか、使用する頻度を減らすのがベターだという。またシャンプーやコンディショナー、トリートメントなどの製品のすすぎが不十分な場合もカールがとれやすくなるそうで、しっかり洗い流すことも大事だと補足した。
巻いた後にすぐ髪を触る
髪を巻いた後にすぐ触ってしまうことも、カールがとれやすくなるNG行為。
ヘアスタイリストのステファン・フェレイラは、「カールした髪がまだ温かい状態で触ったりブラッシングしたりすると、すぐにとれてしまう可能性が高くなります」と指摘。熱が完全に冷めるまで待ち、スタイルを整えるようアドバイス。
重めのスタイリング剤を使用
巻き髪のキープはもちろん、質感をメイクするためにも欠かせない仕上げのスタイリング剤。じつはここにも落とし穴があった。
ヘアスタイリストのステフ・スティーブンソンは、「製品によっては、髪に重みが生じてカールがキープしにくくなります。キープ力だけを重視したいなら、むしろ何も使わない方が有効な場合もあります」と説明。
髪質によっても異なるものの、重めの質感のスタイリングはできるだけ避け、塗りすぎも避けるべきだと明かした。
巻き髪がとれやすくなってしまう4つのNG行為。思い当たるものがあったら、ぜひ見直してみて。