有給休暇の申請は拒否、買い取りも拒否
イギリスの小売店のカスタマーサポートをするコールセンターで働いていた投稿主。働いている人の多くが非正規雇用で、「正社員契約をちらつかされては上からのひどい扱いに耐えるような」職場環境だったという。
2年ほど働いていた2月のある日、マネージャー候補として正社員契約をオファーされた。給与は上がり、社会保障制度もつくため、願ってもないオファー。一方で、正社員になると消化していない有休は毎年4月で抹消すると伝えられた。
「有休が3週間分残っていたので、契約に承諾した日に、抹消月の4月がくる前の3月に3週間分を取る申請を行ないました。3月が訪れると、マネージャーは私の有給休暇の申請は拒否されたと言うのです。『わかりました。では、買い取りをお願いします』と言ったら、『未使用の有休は抹消する』と言うのです。私は『使用しようとしていたのに会社にダメだと言われた』と言い返したら、肩をすくめながら『有給を適切な時期に使うのは従業員の義務であり、契約書を読むべき』だと言われました」
この状況に憤慨した投稿主は、その日の夜に自宅で、契約書を「最初から最後まで」読んだという。すると、「退職者に未使用の有給休暇が残っている場合は最後の給与に未使用分が上乗せされる」という文を見つけた。
「翌日に出社して、『有給休暇の申請が通らないなら辞める、その場合は最後の給与に未使用分を加えてください』と宣言しました」
結局、上司は折れず、投稿主は未使用の有給休暇分が含まれた給与を手に退社。
上司は「こんなことのために本当に辞めるのか」と驚いていたそうだが、投稿のコメント欄では、「会社の電話を盗んだらクビになる。2週間分の給料を盗まれても辞めないとなぜ思うのか」「1000ドルのコンピューターを盗んだらクビになりますか?はい。では2000ドル分を奪われたのに辞めない理由はないです」などと、管理者側の視点のズレを指摘する声が多かった。