中東のフレグランスの伝統の中心を担う香木の香り「ウード(OUD)」。今回は、ほんのり甘くて奥深いミステリアスなウードを主役にした人気フレグランスを厳選してお届け。(フロントロウ編集部)

ミステリアスで魅力的なウード系フレグランス

 「ウード(OUD)」とは、沈丁花科に属する香木の一種である「アガーウッド」のこと。中東では古くから式典などで焚かれたと伝わる貴重な原料で、ほんのり甘さと温かみがありながら、とても深くスモーキーでダークな香りが特徴。

画像: ミステリアスで魅力的なウード系フレグランス

 香料メーカーFirmenichの主席調香師フランク・フォルクル氏は、「ウードは中東では伝統的に“ブラックゴールド”として知られています。世界で最も希少で高価な木材の1つから採れる貴重な原料で、中東では非常に人気があります」と米Allureで説明。

 また、SNSの影響からか「ウード」の知名度が年々高まっているそうで、TikTokでは「#oudperfume」のハッシュタグがついた投稿の総再生数が2億9860万回を記録するなど、大きな盛り上がりを見せている。今回はそんなウード系フレグランスのなかでも話題の人気おすすめアイテムをご紹介。ミステリアスで華やかなウードの香りを堪能してみては。

メゾン マルジェラ フレグランス レプリカ オードトワレ アンダー ザ スターズ

画像: メゾン マルジェラ フレグランス レプリカ オードトワレ アンダー ザ スターズ

 メゾン マルジェラ フレグランスの「レプリカ オードトワレ アンダー ザ スターズ」は、温かく落ち着きがありながらミステリアスなフレグランス。スピリチュアルな側面を持ち高貴で希少な香りとされるウードを配合し、力強くスモーキーなエッセンスに、ラブダナム レジノイドのアンバーのヒントを加え、星に囲まれた夜の神秘さを表現。

メゾン フランシス クルジャン ウード サテンムード

画像: メゾン フランシス クルジャン ウード サテンムード

 メゾン フランシス クルジャンの「ウード サテンムード」は、高貴なオリエンタルサテンの官能的な香り。最も貴重な素材とされるラオス産のウードをベースに、アトラス産のシダーウッドとインドネシア産のパチョリが、肌の上で官能的な会話を繰り広げる。

ディー.エス. & ダーガ ノートリアス ウード

 ディー.エス. & ダーガの「ノートリアス ウード」は、ウードとアニマルノートの深みのある香り。インドネシアンウードの魅力を引き出すために、エジプトのパピルス、アフガニスタンのサフラン、ブルガリアのローズなど、世界中の香料をブレンド。

画像: ディー.エス. & ダーガ ノートリアス ウード

ジョー マローン ロンドン ウード&ベルガモット コロン インテンス

画像: ジョー マローン ロンドン ウード&ベルガモット コロン インテンス

 ジョー マローン ロンドンの「ウード&ベルガモット コロン インテンス」は、妖しく魅了されるような香り。神秘的で貴重なウードが、ブラック ムスクの豊かさと、爽やかなベルガモットの輝きと調和する。

トムフォード ウードウッド

画像: トムフォード ウードウッド

 トムフォードの「ウードウッド」は、神秘的なスパイシーフローラルの香り。エキゾチックなローズウッドとカルダモンのトップノートの次に、ウード・ウッド、サンダルウッド、ベチバーをブレンドしたスモーキーな香りが広がり、トンカ ビーンとアンバーが温もりとセンシュアリティーを添える。

バイレード ウード イモーテル

画像: バイレード ウード イモーテル

 バイレードの「ウード イモーテル」は、インド最古の文献といわれるサンスクリット語の聖典にも登場する、古代からインセンスに用いられてきたウードを原料にしたフレグランス。チョリとパピルス紙の香りが溶け合うスモーキーでウッディな香りに、タバコの葉と、モスが複雑な奥行きを加え、お香やローズウッドがエレガントな余韻を残す。

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