マクドナルドのハンバーガーがもっと美味しくなる
今年、アメリカのマクドナルドのハンバーガーの美味しさが突然増したとしても、それは気のせいではないかもしれない。
米Wall Street Journalによると、マクドナルドは“アンハッピー”な食事を改善するために、ビッグマックを含むハンバーガーの調理方法を大幅に見直すことにしたという。この新しい取り組みでは、50以上の修正を加えて、ハンバーガーをよりジューシーなものにすることを目指しており、マクドナルドの主力メニューにとってここ数十年で「最大の改良」であると同メディアは報じている。
以下、米New York Postが伝えた変更点の一部。
・一度に焼くパティの枚数を8枚から6枚に減らす。そうすることで、より少ない圧力でより多くの肉汁を保つことができる。
・ビッグマックのソースを増やす。
・バター風味のブリオッシュバンズを使用し、保温性を高めるために底を厚くスライスする。
・ゴマをバンズの上に無造作に散らし、より家庭的な印象を与える。
・チーズがよりよく溶けるように、冷蔵庫からすぐに取り出す。
・玉ねぎのジューシーさが増すように、購入後に水戻しする。
・レタスとピクルスは小さな容器に保管し、頻繁に補充する。
マクドナルドは依然としてファストフード界の巨人で、大きな売上を上げているが、2023年の米国顧客満足度指数(ACSI)のレストラン調査では、対象となったすべてのレストランのなかで、マクドナルドが最も低い顧客満足度スコア(69%)を獲得し、顧客が同社での体験に完全に満足していないことを示した。また、2023年は物価高による値上げに対する反発にも直面した。
マクドナルドはすでに西海岸の店舗を皮切りにハンバーガーの変更を始めており、2024年初頭までにアメリカ国内のすべての店舗にこの変更を導入したいと考えていると米Eat This, Not That!は伝えている。なお、今後、アメリカ以外のマクドナルドのハンバーガーにも同様の改良が加えられるのかどうかはわかっていない。