映画『プラダを着た悪魔』のプロデューサーが、メリル・ストリープが“鬼編集長”を演じることに否定的な声があったことを明かした。(フロントロウ編集部)

『プラダを着た悪魔』プロデューサーがキャスティングの裏話を明かす

 映画『プラダを着た悪魔』のプロデューサーのウェンディ・フィネルマン氏が、メリル・ストリープがファッション誌『ランウェイ』の編集長、ミランダ・プリーストリーを演じることに否定的な声があったことをポッドキャスト『Hollywood Gold(原題)』で明かした。

 フィネルマン氏によると、主人公のアンドレアを演じたアン・ハサウェイは「善良なアメリカ人の女の子」というイメージにぴったりで、みんなが適役だと思っていたが、メリルに関してはそうではなかったという。

 「メリル(をミランダ役に選んだこと)ですが、人々は私たちのことをクレイジーだと思ったようです。電話がかかってきて、『正気か?彼女は人生で一度も面白いことをしたことがない』と言われました。彼女にとって、ここは明らかに別世界でした。それが(この作品の)予想外の楽しみのひとつだったと思います」

画像: ©︎20TH CENTURY FOX / WETCHER, BARRY / Album

©︎20TH CENTURY FOX / WETCHER, BARRY / Album

 ちなみに、鬼編集長のミランダを見事に演じきったメリルは、この役でアカデミー主演女優賞にノミネートされた。ただ、情け容赦ないファッション誌の編集長を演じるのはメリルにとっても簡単なことではなく、役に入り込むあまり、撮影中は「惨めな気分だった」と米Entertainment Weeklyに語っている。この作品以来、メリルはメソッド演技法を実践するのをやめたと、つい最近、エミリー役のエミリー・ブラントが米Varietyのインタビューで証言している。

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