ゲイリー・オールドマンが『ハリポタ』の台本を読んでびっくり
映画『ハリー・ポッター』シリーズで主人公ハリーの父ジェームズの親友で、ハリーの後見人でもあるシリウス・ブラックを演じたゲイリー・オールドマンが、映画『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』で自身が演じるキャラクターが死ぬと知って驚いたことをポッドキャスト『Happy Sad Confused(原題)』で明かした。
シリウスは『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』で戦いの最中に“死の呪文”によって亡くなるが、ゲイリーは台本を読むまでシリウスが死ぬとは夢にも思っていなかったそうで、シリウスの死は早すぎたとして「私は今でもそのことに腹を立てています」と冗談っぽく言うと、こう続けた。
「(誰が死ぬのか)みんなで賭けをしていました。ハグリッドじゃないかという声に、私は『ノー、ノー、ノー、もしかしたらロンかもしれない』と言いました。そして、いざ台本を開いたら、それは私でした(笑)いなくなるのは私だったんです」
ちなみに、ゲイリーはこのポッドキャストで、『ハリー・ポッター』シリーズで最も難しかったというシーンの撮影についても振り返っている。
ゲイリーいわく、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』でディメンター(吸魂鬼)に魂を吸われて仰向けに横たわる場面の撮影に苦労したそうで、その理由について、「(撮影が行われた場所は)凍った湖のようでした。私(の役)は死んだような状態で、魂が抜かれつつありました。1週間、毎日毎日、何もせずにそこに横たわっていなければなりませんでした。『誰か…!腎臓は冷えてきている感じがします』と言うと、彼らはお湯が入ったボトルを私の体の下に置き、私はまたそのまま横になりました。そして3日目、『首が痛くて死にそう』と言うと、彼らは私の頭の下に小さな枕を置きました。一番辛かったのは、凍った湖の横に横たわることでした」と説明している。