トム・ハンクス、『フォレスト・ガンプ』の続編が作られなかったことに感謝

『フォレスト・ガンプ』の共演者が約30年ぶりに『Here』で共演

　アメリカで1994年に公開された映画『フォレスト・ガンプ／一期一会』は、純粋な心を持つ主人公のフォレストの半生を描いた作品で、第67回アカデミー賞で最多ノミネート・最多受賞を記録し、今もなお世代を超えて愛される名作。主演のトム・ハンクスと監督のロバート・ゼメキスも、同年のアカデミー賞を受賞している。

　最近は多くのハリウッド映画のリメイク版や続編が作られているが、『フォレスト・ガンプ』は作られていない。大ヒットを記録しただけに、続編が作られても不思議ではない作品。

　しかし主演を務めたトムはむしろ続編やリブート版が作られなくてよかったと思っており、「この映画はそれ自体で完全に成り立っていて、決して繰り返される必要のない作品なんです。そして、ありがたいことに私たちは二度と同じものを作ろうとはしませんでした。なぜやりすぎなければならないのか」とNew York Timesで明かした。

　『フォレスト・ガンプ』の続編は作られることはないが、同作で監督を務めたロバート・ゼメキスが指揮をとる新作映画『Here』では、『フォレスト・ガンプ』でトムが演じたフォレストの恋人ジェニーを演じたロビン・ライトと約30年ぶりに共演しており、トムはキャストや監督らとはまだ交流があるよう。