ローリング・ストーンズの顔として知られるミック・ジャガーが、実はソロでも数々の名作を残していたことを改めて実感させてくれるリリースがやってきた。2007年に登場したソロ・ベスト盤『ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ミック・ジャガー』が、初の2枚組アナログLPとして本日解禁された。
ソロアルバム4作から選ばれた10曲に加え、映画やセッションでしか聴けなかった音源もぎっしり詰まった構成。中には、ジョン・レノンがプロデュースした「トゥー・メニー・クックス」や、『ワンダーリング・スピリット』時代のアウトテイク「チャームド・ライフ」といった隠れた名曲も含まれており、ディープなファンほど唸るラインナップとなっている。
さらに特筆すべきは、デヴィッド・ボウイとの競演曲「ダンシング・イン・ザ・ストリート」。二人のカリスマが火花を散らすように交差する、時代の空気を映し出した一曲だ。アナログの音で改めて聴くと、その熱量がさらに迫ってくる。
重量感のある盤に針を落とせば、ロックの歴史が蘇る。今こそ、“ソロアーティスト・ミック”の真価を確かめるときだ。ファンならずとも、音楽を愛するすべての人にとって見逃せない一枚と言える。

■商品情報
ミック・ジャガー
『ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ミック・ジャガー』
2025年4月25日(金)発売
2LP(輸入盤のみ)
https://store.universal-music.co.jp/artist/mick-jagger/
<収録曲>
[LP 1]
Side A
1. ゴッド・ゲイヴ・ミー・エヴリシング
2. プット・ミー・イン・ザ・トラッシュ
3. ジャスト・アナザー・ナイト
4. ドント・テア・ミー・アップ
Side B
1. チャームド・ライフ
2. スウィート・シング
3. オールド・ハビッツ・ダイ・ハード with デイヴ・スチュワート
4. ダンシング・イン・ザ・ストリート with デヴィッド・ボウイ
[LP 2]
Side C
1. トゥー・メニー・クックス
2. メモ・フロム・ターナー
3. ラッキー・イン・ラヴ
4. レッツ・ワーク
Side D
1. ジョイ
2. ドント・コール・ミー・アップ
3. チェッキン・アップ・オン・マイ・ベイビー with ザ・レッド・デヴィルス
4. ドント・ルック・バック ピーター・トッシュ with ミック・ジャガー
イヴニング・ガウン