MIRANDA KERR ミランダ・カーの最新ニュース

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ミランダ・カーのバイオグラフィー

1983年4月20日にオーストラリアはシドニーにて、テレーズとジョン・カーの長女ミランダ・メイ・カーとして誕生。弟のマシューとの2人姉弟で、同性愛者であることをカミングアウトしている弟の結婚式でブライズメイドを務めるなど、弟をサポートしている。都会であるシドニーに生まれるも、幼少期はオーストラリア東南部のニューサウスウェールズ州の人口1万人に満たないガネダにある祖母の牧場で大自然に囲まれて育った。10代の頃に家族全員で　オーストラリア第3の都市ブリスベンに移住。学校では栄養学や健康心理学を学び、モデルをしていなかったらその分野に進んでいただろうと常々語っている。

1997年、14歳になる直前にオーストラリアのティーン雑誌Dollyのモデル発掘企画に応募して、約500人の応募者の中から選ばれて表紙でモデルデビュー。ミランダ・カーはDolly誌でのモデルと、オーストラリアの有名モデル事務所Chadwick Modelsとの契約、さらにニューヨークを訪れてエージェントと会う機会を手に入れた。Dolly誌は当時、“この子が本物！”とミランダ・カーのポテンシャルを謳ったものの、10代の女の子には不適切な撮影や企画内容だとして賛否両論に。ミランダ・カーはのちにこの件について、「当時のメディアは小児愛と関連しそうな話題を求めていました。Dollyは年配男性ではなく10代女子向けの雑誌なんです。それに私は服も着ていましたし。冬の撮影だったんですから。大げさでした」とThe Sydney Morning Heraldで語った。

オーストラリアのサーフチェーン店Billabongで商品のモデルを務めたり、オーストラリア有数のスイムウェアブランドSeafollyのブランドアンバサダーになったりと、オーストラリア国内でモデルとしてのキャリアを積む。18歳になった頃には日本のモデルハウスに約2ヶ月滞在してアジア圏での仕事も獲得。その後、パリに飛んで半年ほどヨーロッパで活動。2004年には世界有数のモデル事務所NEXT Model Managementと契約し、人気ブランドのファッションショーやキャンペーン、ハイファッション誌の撮影で起用されるようになる。

2006年、ヴィクシーの愛称で知られるランジェリーブランド、ヴィクトリアズ・シーレクットの妹ブランドであるPINKのキャンペーンに多数登場。同年、ミランダ・カーはヴィクシーのファッションショーに初起用される。ファッション界の外では、ファッション・リアリティ番組『プロジェクト・ランウェイ』や、カニエ・ウェストとファレルの曲「ナンバー・ワン」のMVに出演する。

2007年、ミランダ・カーはオーストラリア人モデルとして史上初めてヴィクトリアズ・シークレットの広告塔であるエンジェルに就任。同年、大人気コメディドラマ『ママと恋に落ちるまで』シーズン3第10話に、アドリアナ・リマやアレッサンドラ・アンブロジオらヴィクシーエンジェルたちと一緒にゲスト出演する。

2008年、ヴィクシーやコスメブランドClinique、豪デパートDavid Jonesなどとの契約で年収は3.5億円を突破し、米経済誌Forbesが発表するモデルの長者番付リストに第10位で初登場。その後ミランダ・カーは、世界で最も稼ぐモデルの一人として何年も連続でリストイン。

2009年、初の著書『トレジャーユアセルフ』を出版。オーガニックスキンケアブランドのKORA Organics（コーラ・オーガニックス）も立ち上げる。コアラが絶滅の危機に瀕していることを啓蒙するために、豪Rolling Stoneでヌードに。同年、Balenciagaのランウェイに起用されてハイファッションブランドのショーデビュー。これがきっかけとなり、Prada、Stella McCartney、Miu Miu、 Lanvin、 Chanel、 Christian Dior、John Galliano、 Loeweなどハイブランドのショーやキャンペーンに続々と起用されるように。NEXT Model Managementを去ってIMG Modelsと契約する。

2011年、俳優オーランド・ブルームとの第1子フリン君を妊娠中にVogue Australiaの表紙に登場し、妊婦として史上初めて同雑誌の表紙を飾る。年末のヴィクトリアズ・シークレット・ファッションショーでは、選ばれたエンジェルのみが着用できるファンタジー・ブラを着用。ミランダ・カーが身につけたのはファンタジー・トレジャー・ブラで、2.5億円以上の価値があるとされた。

2012年、Esquire UKにて “生存する最もセクシーな女性”に選ばれる。

2013年、ヴィクトリアズ・シークレットのエンジェルを卒業。Swarovskiの広告塔に就任し、ShopStyleのキャンペーンに起用される。

2014年、H&M、Reebok、Wonderbraなどの広告に起用される。Vogue Italiaの50周年、Vogue Japanの15周年記念号に登場。

数年前から日本でミランダ・カー旋風が巻き起こり、たかの友梨、サマンサタバサ、サントリー、マルコメなど多くの日本企業のCMや広告に出演。2016年には、6月の時点でその年3度目の来日をするほど日本が活動の大きな拠点になる。

2017〜2019年、ミランダ・カーは2017年に再婚したSnapchatのCEOエヴァン・スピーゲルとの息子ハート君とマイルズ君を立て続けに妊娠・出産したためモデル業はセーブ。来日は継続し、2017年と2019年にはマルコメのPRのために来日。

2020年、Elle Spainの表紙を飾ったり、Instyleのキャンペーンに登場したり、モデル活動を継続。3月からは新型コロナウイルス感染拡大を受けてアメリカで家族と共に外出自粛しているなか、自宅からマイリー・サイラスのインスタグラムのライブ配信番組『Bright Minded: Live With Miley』に出演したり、元ヴィクシーエンジェルのジャスミン・トゥークスとのワークアウトクラスをライブ配信したり、ネット配信を通してファンと交流している。

（最終更新日：2020年5月）

ミランダ・カーのトリビア

■一度気に入ると、一途にそれを支持する安定した性格。新しい美容法や健康法にはオープンでありながら、ヨガや、アーモンドミルク、クコの実など、好きなワークアウトやスーパーフードは長年変わらない。また、来日した際のヘアメイクなどでも10年近く同じスタッフを起用するなど、その性格は人間関係にも表れている。

■モデルとして世界を旅しながら、各国の健康食を取り入れている。日本を訪れたことをきっかけに、味噌汁、梅干し、枝豆など、多くの日本の食材にトライしている。

■2010年にオーストラリアのマッコーリー銀行の社員がテレビインタビューを受けていた際に、背後にいた別の社員が職場のパソコンでGQ誌に掲載されたミランダ・カーのヌード写真を見ている姿が生放送されてしまい大問題に。銀行は社内調査を行なって男性を特定。しかしネット上で彼をクビにしないよう求める署名運動が起こり、ミランダ・カー本人もそれを支持するコメントを示した結果、男性は解雇を免れた。

■3人の息子フリン（Flynn）、ハート（Hart）、マイルズ（Myles）君の名前はすべて親族の名前が由来になっている。フリン君は父親である俳優のオーランド・ブルームの祖母エヴァリンの名前にインスパイアされていて、ハート君とマイルズ君の名前は父親であるSnapchat社SEOのエヴァン・スピーゲルの親族の名前にインスパイアされている。

■2017年に結婚した現在の夫であるSnapchat社CEOのエヴァン・スピーゲルとの出会いは、仕事の会食でたまたま隣に座ったことがきっかけ。2人ともカリフォルニアに家を買ったばかりだったことから意気投合して電話番号を交換。同じテーブルに同席していた米Harper's Bazaar編集長のグレンダ・ベイリーはその日なぜか2人が将来結婚するだろうと予想したそう。

■2010〜2013年に結婚していた俳優のオーランド・ブルームとは、離婚後も息子フリン君の両親として良好な関係を築いている。ミランダ・カーはオーランドが2019年に婚約したシンガーのケイティ・ペリーとも交流があり、ミランダ・カー本人はそんな家族のカタチを「モダン・ファミリー」と度々呼んでいる。