4月に新型コロナウイルス感染症を患った俳優のアリッサ・ミラノが、回復から約4カ月が経った現在も「大量の抜け毛」をはじめとする複数の“後遺症”らしき症状に悩まされていることを告白した。(フロントロウ編集部)

新型コロナ罹患のアリッサ・ミラノが悩む「後遺症」

 ドラマ『チャームド〜魔女3姉妹〜』や映画『ニューイヤーズ・イヴ』などへの出演で知られる俳優のアリッサ・ミラノ(47)は、2020年の3月から4月にかけて、新型コロナウイルス感染症(Covid-19)らしき症状が出たため、CPR検査と抗体検査を受検。

 その時は、いずれも陰性と結果が出たが、その数カ月後に再び抗体検査を受けたところ、陽性と判定。やはり、新型コロナウイルスに感染していたことが明らかになった。

画像: 新型コロナ罹患のアリッサ・ミラノが悩む「後遺症」

 ツイッターを通じて、当時の病状について「あんな類の病にかかったことはなかった。体のすべてが痛んで、匂いがしなくて、胸の上に象が座っているみたいに重かった。息もできなかったし、食事も戻してしまっていた。2週間で4キロ痩せた。不安だったし、微熱も続いて、頭痛もとにかく酷かった。新型コロナウイルス感染症の症状として挙げられているものは、すべて経験した」と語ったアリッサは、続けて、それから約4カ月が経った8月現在も、後遺症と思われるさまざまな症状に悩まされていると告白。

 そのなかには、大量の抜け毛も含まれると説明し、「Covid19が髪に及ぼす影響をお見せします」と、洗髪後のブラッシングでどれくらいの髪が抜けてしまうのか、動画を通じてフォロワーたちに深刻さを伝えた。

 動画をご覧の通り、アリッサの髪は1回のブラッシングでかなり大量に抜けてしまっている。

 彼女がこの動画を公開した背景には、アメリカでは感染者数が500万人、死者数が16万人を超えるなかでも、未だに自己中心的な理由で感染拡大予防のためのマスク着用を拒否したり、ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離の確保)のルールを守らない人たちがいることについて、罹患者の立場から警告するため。

 ツイートには「#WearADamnMask(いいから、マスクをして)」というハッシュタグが添えられているほか、動画の最後には、アリッサが真剣な表情で同じセリフを口にする様子も収められている。


胸に重みを感じて救急医療室を受診

 アリッサは、米現地時間8月7日金曜日の夜、胸のあたりに不穏な重みを感じたため、ER(緊急治療室)を受診したことも明かしている。

 病院で撮影した写真を公開したアリッサは、「私は4月にCovid19を患った。でも、まだいくつもの症状を経験してる。私は俗に言う“ロング・ホーラー(※)”みたい。昨夜、胸部にすごい重みを感じて、血栓ができてしまっていないかどうか確かめるためにERに行ってきた。幸い、そうではなかった。このウイルスは、最悪。どうかみんな、真剣に受け止めて」と、コメント。

※症状が長く尾を引く患者

 別のツイートでは、自身のように新型コロナウイルス感染症からは回復したものの、後遺症らしき症状に悩まされている人たちに、胸部のCTスキャンやMRI検査、複数の血液検査を受けてみるべきだという、自分のかかりつけ医から得たアドバイスをシェアしていた。(フロントロウ編集部)

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