世界を魅了したプリンセス、ダイアナ妃の生涯
名門貴族の令嬢として生まれ、1981年に21歳の若さでイギリス王室に嫁いだダイアナ妃は、チャールズ皇太子との間にウィリアム王子とヘンリー王子の2人の息子をもうけるも、約15年の結婚生活を経て離婚。
王室を離れた後は、数々のチャリティ活動に尽力するなど、優しく人間味溢れる性格でイギリス国民のみならず世界中から愛された。
そんな彼女が1997年に交通事故で突然この世を去ってから、今年8月で丸20年。
英ITVが制作した彼女の人生を追ったドキュメンタリー番組『ダイアナ、アワーマザー:ハー・ライフ・アンド・レガシー』にウィリアム王子とヘンリー王子が登場し、これまで明かされていなかった「母親としてのダイアナ妃」について初めて語った。
母としてのダイアナ妃
今週公開された予告編動画のなかで、ウィリアム王子とヘンリー王子は、「母親としての彼女のことを2人で話すのは初めてだよね」と和やかに談笑しながら、ファミリーアルバムに収められたダイアナ妃と幼い頃の自分たちの写真を1枚1枚大切そうに眺め、母であるダイアナ妃についてこんな風に振り返った。
ウィリアム王子:
「彼女はいたずら好きで、まったく堅苦しくなく、笑ったり楽しんだりするのが大好きな人でした。母は宮殿の壁の外にこそ本当の暮らしがあるということを理解していたのです」
ヘンリー王子:
「彼女は私たちの母でした。そして今でも変わらず私たちの母です。そしてもちろん、息子として言わせてもらえば、彼女は世界一の母でした。彼女は私たちにたくさんの愛情を注いでくれました」
同番組のプロデューサーは「この番組では、(ウィリアム王子とヘンリー王子という)最も彼女をよく知る人物の視点を通して、ダイアナ妃のこれまで見たことのない一面をお見せできるでしょう」とコメントしており、7月中に放送予定(※)の本編では、2人がダイアナ妃たくさんの思い出について回想していることが期待されている。
※英ITV、米HBO、HBOカナダで放送予定。