感極まって涙腺崩壊
9月25日に行われたチャリティ・スポーツイベントに登場したオバマ元大統領は、この日行ったスピーチで、8月からハーバード大学に通い始めた長女のマリアをキャンパスに初めて車で送り届けた日のことを振り返り、世の中の娘を持つお父さんたちに対して「娘さんをお持ちのみなさん、娘の成長というのは本当にあっと言う間ですよ」と警告。
「マリアを大学に送り届けた日は、まるで心臓手術を受けたような気分でした」と、胸が締めつけられるような、なんとも言えない切なさに襲われたことを明かした。
幼かった娘が19歳になり、とうとう大学に通うようまでに成長したという事実に圧倒された元大統領は、彼女を送り出したあと、人知れず涙していたことも告白。
「マリアの前では、なんとか涙をこらえることができた自分を誇りに思います。でも、じつは、帰り道、警護スタッフに聞こえないように思わずすすり泣きをしてしまいました」と、かわいらしい一面ものぞかせていた。
オバマ元大統領が考える「人生最大の幸福」とは?
さらに、元大統領は「人生で大切なこととは何か」にも言及。
「たとえ、それまでにどんなにたくさんのことを成し遂げようとも、人生の終わりを迎えるときに最も大切な思い出となるのは、子供たちや、そして、これはもっとずっと先のことになるとは思いますが、孫たちがもたらしてくれる幸福なのです」と、家族を育み、繋いでいくことこそが人生で最も素晴らしいことだと締めくくった。
8年間に渡り一国の長を務めたオバマ元大統領も素顔は娘思いの普通のお父さんだった。