この秋撮影開始予定も急遽中止に
昨年末にオリジナル・メインキャスト4人全員が出演契約にサインしたことが報じられ、今月撮影開始予定と言われていた大人気ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』(以下『SATC』 )の映画版第3弾の制作が急遽白紙に戻っていたことが明らかに。
同作の主人公キャリーを演じる女優のサラ・ジェシカ・パーカーが今週、計画が完全に中止となったことを認めた。
ニューヨーク・シティ・バレエ団主催のファッションイベントに、夫で俳優のマシュー・ブロデリックと共に出席したサラは、この日のレッドカーペットでのインタビューで、「もう終わりよ。(映画化は)完全に無いわ。すごくガッカリしてる」とコメント。
「美しくて面白くて、胸がギュッと締め付けられるようで、楽しくて、親近感が持てるストーリーと脚本が出来上がってたのに…。その物語を伝えられないことと、映画を作ることができなくなったのも悲しいけど、何よりも、新作を期待して応援していてくれたファンを落胆させるのがつらいわ」と悔しそうな表情を浮かべていた。
原因はあのキャストの無理な要求か
制作が急にキャンセルとなった理由として報じられているのが、性に奔放なキャリアウーマンのサマンサを演じるキム・キャトラルの無茶な要求。
同作に出演する代わりに、彼女がプロデュースを手がける別の作品も映画化して欲しいというキムの要求を制作元のワーナー・ブラザースが拒否したことで、キムが『SATC 3』への出演を辞退したと英デイリーメールが伝えている。
メインキャラクター4人のうちでも、人気が高いサマンサ役のキムが出演しないのでは、続編を制作しても作品のファンが納得しないだろうと判断したスタジオ側が、映画の制作中止に踏み切ったということのよう。
ミランダ役のシンシア・ニクソンやシャーロット役のクリスティン・デイヴィスらほかのキャストも出演が決定し、撮影開始を楽しみにしていただけに、サラと同様かなり胸を痛めているという。
現時点ではキムからは正式なコメントはないが、ファン待望の作品だっただけに、世間からは落胆の声が相次いでいる。