ファッション界の鬼才フォトグラファーのテリー・リチャードソンが、以前からウワサされていたセクハラ行為により、大手出版社のコンデナスト・インターナショナルのブラックリストに入れられた。

世界的ファッション誌から禁止令

 ハリウッド映画の権力者ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ騒動を発端に、浮き彫りになってきている職場でのセクハラ問題。

 今度は、巨匠フォトグラファーのテリー・リチャードソンが、以前からウワサされていたセクハラ疑惑が原因で、ファッション界から追放されるかもしれない。

画像1: 世界的ファッション誌から禁止令

 ヴィヴィッドでセクシャルな描写が特徴的なスタイルのテリーは、世界的に有名なファッション誌ほか、マイリー・サイラスの「レッキング・ボール」のMVなど、多くの大物セレブをカメラに収めてきた、言わずと知れた鬼才写真家。

画像: マイリー・サイラス

マイリー・サイラス

画像: レディー・ガガ

レディー・ガガ

 今回、そんなテリーに何度も誌面の撮影を依頼していたVogue誌やGQ誌など、世界的に有名なファッション誌を出版するコンデナスト・インターナショナルが、今後テリーと仕事をしないことが、同社のCOO、ジェームス・ウールハウスが送ったメールがリークしたことで発覚。

 そのメールの内容には、「ここに重要な問題を書きます。コンデナストは、今後一切フォトグラファーのテリー・リチャードソンと仕事をしません。まだ世に出ていないテリーの作品に関しては、始末するか他のものに変更すべきです」と書かれていたと、The Telegraphが報じた。

画像2: 世界的ファッション誌から禁止令

写真家の肩書を利用しセクハラ行為

 テリーは過去にも、セクシャルな写真を撮る写真家という肩書を利用して、セクハラ行為を繰り返していたことが、複数のモデルの告発によって問題となっていた。

 2014年に当時19歳だったモデルのジェイミー・ペックが、撮影中にテリーの服を脱がせ彼の上で性的な行動をとるように指示されたと告発。

 さらに他のモデルも撮影という口実で性行為を連想させる不適切なポーズをさせられたり、それを拒否したときに「脳なし」と呼ばれたりするなど、彼のハラスメント行為を告発していた。

 今までこうした問題が告発されても、ファッション界の重鎮であるテリーだけに業界が動くこともなく、バッシングを受けてもテリーが罰を受けずに、大スキャンダルになることはなかった。

画像1: 写真家の肩書を利用しセクハラ行為

 しかし、ハーヴェイの騒動を皮切りに、権力者のセクハラ行為が続々と告発される最中、今回コンデナント・インターナショナル社は、テリーをブラックリストに追加する決断を下した。

 世界的に有名なフォトグラファーであるテリーは、今年だけでも同社のファッション誌である中国Vogue誌の8月号の表紙や、2017年冬季の独GQ Style誌の表紙を担当。

画像2: 写真家の肩書を利用しセクハラ行為
画像3: 写真家の肩書を利用しセクハラ行為

 つい数ヵ月前まで一緒に仕事をしてきたテリーを、いきなり追放処分にしたコンデナスト・インターナショナル社は、今回の騒動の詳細について回答を避けている。

 テリーの関係者は、「テリーは、セクシャルなものやはっきりした描写を撮るアーティストで、代表作にはこうしたものが多い。しかし、こうした作品はすべて同意のもとで撮影されているものです。テリー本人は、過去に(セクハラ疑惑が)あっただけで、この騒動につながったことに非常にがっかりしています」と、The Telegraphに説明。

 写真家としてファッション界を引っ張ってきた世界的フォトグラファーに投下された突然のスキャンダル。
 ファッション誌だけではなく、今年のヴァレンティノやルイ・ヴィトンなどの広告の撮影にも起用されているテリーだけに、ブランドの対応にも注目が集まっている。

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