アカデミー賞が「オスカー」と呼ばれるようになった意外すぎる理由を紹介。

「オスカー」って誰?

 アメリカ映画界最高峰のアワードと言われるアカデミー賞。海外メディアでは、アカデミー賞と言う代わりに「オスカー」と呼ばれることが多いけれど、その理由は、なぜだか知っていますか? 

 同アワードが「オスカー」と呼ばれる所以は、受賞者たちが受け取る金色の像「オスカー像」に。では、このお馴染みの金色の像が「オスカー像」と呼ばれているのは、一体なぜ?

 その答えは、この像が「オスカーさん」に似ているから。では、その「オスカーさん」とは誰なのか‥? 

画像: 24カラットの純金でコーティングされたオスカー像は高さ34.29センチ、重さ3.85キロ。©Instagram/ theacademy

24カラットの純金でコーティングされたオスカー像は高さ34.29センチ、重さ3.85キロ。©Instagram/ theacademy

 じつは、「オスカーさん」の正体とは、1930年代に映画芸術科学アカデミーの司書を務めていた、のちのアカデミー理事マーガレット・へリックの叔父にあたる人物。

 彼女がある日、「この像、なんだか私の叔父さんに似てる! 」と冗談で言ったことがキッカケで、スタッフたちの間で呼び名が定着。

 その後、アカデミー賞に関する記事を執筆していた当時の記者たちに「オスカー像」という代名詞が頻繁に使われるようになり、1939年には、ついに公式な愛称としてアカデミーに認められた

画像: 写真は第89回アカデミー賞の受賞者たち。左から映画『ムーンライト』のマハーシャラ・アリ、『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーン、『フェンス』のヴィオラ・デイヴィス、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のケイシー・アフレック。

写真は第89回アカデミー賞の受賞者たち。左から映画『ムーンライト』のマハーシャラ・アリ、『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーン、『フェンス』のヴィオラ・デイヴィス、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のケイシー・アフレック。

 今となっては、女優や俳優、監督をはじめとする、たくさんの映画制作者たちが成功の証として「人生で一度は手にしてみたい」と目標にしているオスカー像。

 その呼び名の由来となっていたのは、映画界とはまったく関係のない”オスカー叔父さん”だった。

※一部誤りがあったため訂正いたしました。

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